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第五十話 重み ページ8

こんにちは、フィギュアスケート特別強化選手の勝生 勇利です。

今シーズン初戦は中四国九州選手権大会!

今年シニア男子の中で最年長は僕らしいよ!

とにかく・・・一番以外・・・一番以外・・・!!


勇利はそう強く願ってるが、今まで見た中で一度も1番以外はそこまでなかった。

もちろん今回引いたのも・・・


「勝生勇利選手、1番」


またやっちゃった・・・・・


と、顔を手で隠す。

毎度同じことの繰り返しで、かなり恥ずかしい。

くじ運が悪いのもいつもの事。

するととなりに居た17歳の子がなにかよろこんで・・・いるような様子で

プルプルと震えていた


南「勇利くんが一番滑走ひくとこまた生でみれたあ!たまらん!!」


と勇利・・・に話しかけた?のだが

覚えていないらしい


勇利「えっと・・・・」


南「おいのことまさかおぼえてらんとですか!?ばりショックさぁ〜!」


と言っていると南君の名前が呼ばれる。

その子は4番を引いた。




その後、ヴィクトルと勇利は取材を受けていた。


ヴィクトル「ピークはグランプリファイナルに合わせているから、問題ない。

今日は気楽な気持ちでパーソナルベスト出してくれるはずだよ!」


なんていっているが、それが勇利の重みになる。


勇利「なんども言ってると思うけど、去年の全日本僕ノーミスならぬ全ミスだよ?

ケガしてるんじゃないのかとか色々心配されたけど、恥ずかしながら具合悪い所なんか

全然なくて、純粋にメンタルの弱さで優勝候補なのに負けたんだよ?」


ヴィクトル「ワォ」



去年の全日本からずっと競技には出てない。


練習のときは、マッカチンティッシュでヴィクトルは遊ぶ。

遊んでるわけでもないが、自分に気をつかっているのは分かる。


ヴィクトル「マッカチンも応援してるよ!」


勇利「あー、かわいいかわいい。」


ヴィクトル「もっと喜んでよ・・・・」


塩対応すると、ヴィクトルのテンションはすこし下がる。

その時の様子を見ていると、すこしだけ気持ちは楽になる。

人が変わると、こんなにも違うなんて、勇利は知らなかった。

だけど、まだ勇利の心の中には不安があった。

自分が本当にグランプリファイナルまでの実力があるのか、ここで確かめる必要があった。



なんだか妙に視線を感じる・・・・


視線を送っているのはあの、南 健次郎。

視線を送ってるというより、見とれていると言えばいいだろうか。

かなり勇利に執着している。

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作品ジャンル:恋愛
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雷焔@maimai(プロフ) - 夜月さん» ありがろうございます!やっとのことで更新できる状態になったのでもしよければまた見てくださると嬉しいです・・・。 (2018年8月1日 0時) (レス) id: 294dc2513e (このIDを非表示/違反報告)
夜月(プロフ) - この作品とても素敵です、更新頑張ってください、楽しみにしてます。 (2018年2月26日 10時) (レス) id: d9d3338933 (このIDを非表示/違反報告)
雷牙 - 更新頑張って (2017年11月18日 23時) (レス) id: e8ca574508 (このIDを非表示/違反報告)
雷焔@maimai(プロフ) - サカ。さん» ありがとうございます!更新遅くなってますが、宜しくお願いします! (2017年4月17日 9時) (レス) id: 839b7fda83 (このIDを非表示/違反報告)
サカ。(プロフ) - 毎回楽しみに拝見させていただいてます。頑張ってください! (2017年4月13日 22時) (レス) id: 124ecf5c44 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:雷焔@maimai | 作成日時:2017年3月20日 17時

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