第四十三話 新しい曲 ページ1
自分が滑る曲をコーチに選んでもらって振り付けも任せる。
たまにはAにも振り付けをしてもらったこともあった。
それが僕にとってのあたりまえだった。
でも、ヴィクトルは違った。
自分で振り付けをし、曲だって新しいものを作り物語を生み出した。
僕も、いつかそんな風にできたらなんて、憧れては居たけど・・・
勇利は自分の机の前に座り、色んな曲を聴きながらメモをしていく。
しかしどれも自分のイメージにも合わず、あくびをしたり、体を伸ばしたりして
次の曲を考える。
そう考えていると、Aの事を思い出す。
そうだ、Aならなにかヒントくれるかな・・・
すぐにAに連絡を入れようとするが・・・・
こんなところまできて、Aに頼っていいのか一瞬戸惑う。
ヒントぐらい・・・・いいよね。
そう思い、Aにビデオ通話を申し込む。
数秒後、すぐにAは電話に出てくれた。
勇利「あ・・・・えっと・・・こん・・・ばんわ」
A「なに照れくさくしてんだよ、久しぶり。体調とか大丈夫か？」
あの時のことは何事もないように、Aは明るく僕に接してくれる。
勇利「うん、大丈夫・・・あの・・・えっと・・・前に僕が曲を持って来たことがあるでしょ？」
A「あー、あんときか・・・・そういえば曲選ぶんだったな・・・」
勇利「うん、その・・・ヒントが欲しくて・・・・」
と言うと、Aは黙り、沈黙が続く。
勇利はやっぱりいけなかったよね、と心の中で思い、やっぱりいいよと言おうと思ったが
A「その曲をつくってくれた人に、もう一度作り直してもらってみたらどうだ？」
とAからのヒントに同意したが、大丈夫だろうかとひそかに心のどこかで思う。
ヒントを貰い、一度Aとの通話を切り、その曲を作ってくれた人の連絡先を持っている
人に連絡した。
勇利「あ、ピチットくん！サワーティグラッ！」
スマホの奥はピチット君が移っていて、まだスケートリンクに居る。
ピチット「勇利〜！久しぶり！元気にしてた？」
勇利「うん！ピチットくんは今タイに戻って練習してるんだね」
ピチット「うん！デトロイトは勇利が居なくなってつまんないしね
あ！そうだ！勇利もバンコク来てよ！僕が案内するよ！」
勇利「あはは、コップンクラ！ねぇ、ピチット君あれ覚えてる？作ってもらったデモの曲。」
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雷焔＠maimai(プロフ) - 夜月さん» ありがろうございます！やっとのことで更新できる状態になったのでもしよければまた見てくださると嬉しいです・・・。 (2018年8月1日 0時) (
レス) id: 294dc2513e (このIDを非表示/違反報告)
夜月(プロフ) - この作品とても素敵です、更新頑張ってください、楽しみにしてます。 (2018年2月26日 10時) (レス) id: d9d3338933 (このIDを非表示/違反報告)
雷牙 - 更新頑張って (2017年11月18日 23時) (レス) id: e8ca574508 (このIDを非表示/違反報告)
雷焔＠maimai(プロフ) - サカ。さん» ありがとうございます！更新遅くなってますが、宜しくお願いします！ (2017年4月17日 9時) (レス) id: 839b7fda83 (このIDを非表示/違反報告)
サカ。(プロフ) - 毎回楽しみに拝見させていただいてます。頑張ってください! (2017年4月13日 22時) (レス) id: 124ecf5c44 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雷焔＠maimai | 作成日時：2017年3月20日 17時
