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「えっと…。どのくらい日本にいれるの？」
楓「１週間くらい。スポンサーが全部金出してくれるし、悠々自適」
「ふふっ。そりゃ、出すでしょ。日本人で2人目のNBAプレイヤーなんだから」
楓「Aは俺のこと、ちゃんと記事にしてくれた？」
「うん。ばっちり。流川楓のことを書かせて右にでる人はいないと思ってるから、私」
そう言って笑うと、楓はゴソゴソとカバンから手帳を取り出した。
私は不思議そうにそれを眺める。
スケジュール管理なんて、楓くらいのプレイヤーになればすべてマネージャー任せで、自分で手帳を持つ人なんて見たことがないからだ。
楓は真っ白な手帳から、何枚か折りたたまれた記事のコピーを取り出した。
「…！これって」
楓「Aが出版社に入社してから、俺の記事を書いてくれたやつのコピー。10枚くらいあるかな。…全部、すげー誉め言葉」
「編集長にも言われるの。”南木は流川楓に甘い”って。でもね、そんなことないです、流川は絶対にＮＢＡプレイヤーになりますって言い切ってた」
楓「紅葉に、言われた。就活の時、面接官に俺のことを話しすぎて赤面してたって。…んで、紅葉が送ってくれてたんだ。アメリカで日本の雑誌はなかなかチェックできねーから」
「…紅葉が…」
楓「なんで俺が頑張れたかって、この記事でベタ褒めしてくれる日本人記者がいるからだよ」
「……っ」
楓「ありがとう。南木Aサン。すぐにベッドに行きたいところだけど、日ごろのお礼。受け取って」
「え…？」
記者として、彼女として、こんなに嬉しいことはない。
コピーを見て喜びをかみしめていると、銀色に光った「Van Cleef & Arpels」の袋が目の前に置かれた。
「な、なにこれ」
名前を聞いただけでギョッとしてしまう、私の給料では到底購入することのできないハイブランド。
前にボーナスで２５万円のブレスレットを買おうと思ったけど、断念したばかりだ。
楓「だから、日ごろのお礼。開けてみて。めちゃくちゃ似合うと思う」
動揺しながら丁寧に梱包を開いていく。
ピンクゴールドの、三つ葉モチーフのネックレス。
その中にはダイヤモンドが散りばめられている。
…前に私が購入しようとしたものよりも、もっともっと高価なものだと見てすぐに分かった。
「な、なんでこんな…！」
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佐々(プロフ) - 一ノ瀬。さん» 一ノ瀬。さま、お優しい言葉ありがとうございます😭❤️誤字脱字等、修正作業週末に行なっていくので、引き続きどうぞよろしくお願いいたします☺️ (2023年3月12日 9時) (
レス) id: cc9ec891f5 (このIDを非表示/違反報告)
一ノ瀬。(プロフ) - 大大大好きな作品です！😭私も三井推しですが、流川もやっぱり良きですよねー🤞佐々様の書く文章は丁寧で大好きです！これからも応援しています💪 (2023年3月11日 18時) (レス) @page50 id: 4ca7f039c9 (このIDを非表示/違反報告)
佐々(プロフ) - 加恋さん» コメントありがとうございます！続編は修正作業中でした、すみません。明日には公開できると思いますので、よろしくお願いします！ (2023年1月16日 20時) (レス) id: cc9ec891f5 (このIDを非表示/違反報告)
加恋(プロフ) - いつも素敵な作品読ませていただいてます！ 続編のパスワードが分からないので教えていただけると幸いです🙇🏻♀️よろしくお願いします。 (2023年1月15日 10時) (レス) id: 57a60ddf65 (このIDを非表示/違反報告)
佐々(プロフ) - めんだこ。さん» めんだこ。様、コメントありがとうございます！嬉しいです（ ; ; ）お時間があれば、是非続編も読んでいただけるととても嬉しいです。 (2023年1月9日 21時) (レス) id: cc9ec891f5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：佐々 | 作成日時：2021年2月25日 11時
