熱帯夜(Sora) ページ2
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空は夏がよく似合う。
メンバーを季節に表すと空は夏、みっくんは春でエイジは秋、りっくんは冬、な気がする。
クシャッと崩れる笑顔や、いつも皆を引っ張っていく姿、さり気無く出来る気遣いに異様なまでのコミニュケーション力。人類全員友達タイプの彼は、いつも周りに誰かがいた。きっと今まで色んな女の子を泣かせては虜にしてきたんだろう
彼はいつでも中心にいる。私の中にも、他の子の中にも。
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ジリジリと暑い夜。何処かでセミが鳴いている。
昼に比べるとだいぶ涼しくなったのだろうか、
それでもまだまだ蒸し暑い。
日付が変わる頃、最寄りの駅から家までの暗い夜道を歩いていると後ろから
「A」と名前を呼ぶ声が聞こえた。
聞き覚えのある声に振り向くと、金色の髪の毛を揺らす空が小走りでこちらへ駆けてくる。
「空も帰りだったんだね」
「そう、飲んでたから」
暑い、とパタパタTシャツを仰ぐ空から、香水と微かにアルコールの匂いがする。
「どのくらい飲んだの？」
「んー、覚えてないけど」
けど？と空を見るとなんと彼も私を見ていた。視線に驚いて再度、どうしたの？と聞き直すと、空は立ち止まり、無言のまま私の手を取って自分の頬に当てた。
「冷たい」
「Aの手、冷たいね」
空が触れた部分から、徐々に熱を帯びていく。触れられた部分が熱い。それでもアルコールのせいだろうか、空の手も頬も、自分の体温よりずっとずっと熱かった
「こんな時間に女の子が一人で帰ったらダメだよ」
真っ直ぐに見つめられて、うんともすんとも言わない私を諭すように、頬に当てられていた手がより強く握られる。まるで時が止まったような時間に、私は彼から目が離せない。彼が優しいと私は意地悪をしたくなる。彼を困らせたい気持ちが押し寄せてくるのを感じた。
「私のこと女の子だと思ってないくせに」
「ううん、俺は思ってるよ」
空は私の目を見つめ、まるで子供になにかを教えるように呟く。
「だから心配かけないで」
もう帰ろっか、とまた歩き出した彼の手と私の手はまだ握られたままで、きっともう私の手は冷たくないし、乾いてもいない。それでも熱い熱いこの手を振りほどく勇気は私にはない
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えむ(プロフ) - はるさきすさん» はるさきす様、いつも読んで頂きありがとうございます！としくん書きたいと思っていたので是非書かせて頂きます！(*'.'*) (2019年3月29日 0時) (
レス) id: 26f2f6b568 (このIDを非表示/違反報告)
はるさきす(プロフ) - いつも楽しく拝見しています！突然ですがリクエストすいませんm(_ _)m東海オンエアのとしみつくんでお話書いて頂きたいです(´；ω；｀)これからも更新楽しみに待ってます！ (2019年3月28日 23時) (レス) id: 55a2846b5d (このIDを非表示/違反報告)
えむ(プロフ) - 莉乃さん» 莉乃様コメントわざわざありがとうございます。上記のYouTuber様のみを受け付けていまして、申し訳ないのですが私の技量ではまるくんを書くことができないです（；＿；）本当に申し訳ありません！これからも宜しくお願いします。 (2019年3月25日 23時) (レス) id: 26f2f6b568 (このIDを非表示/違反報告)
莉乃(プロフ) - この作品とてもすきです！！リクエストでよければレペゼン地球のまるくんをお願いしたいです！これからも頑張ってください^^* (2019年3月25日 21時) (レス) id: be24bfa3fd (このIDを非表示/違反報告)
えむ(プロフ) - 友梨奈さん» 様が抜けてしまい申し訳ございませんヽ(；▽；) (2019年3月4日 21時) (レス) id: 26f2f6b568 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えむ | 作成日時：2018年8月9日 10時
