迫る危機 ページ21
A「うわああぁぁっ！？！？」
耳元に囁かれ驚いた拍子に尻餅を着くと、周囲は突如白く眩しい光に照され形や色彩を顕にしていく、私は堪らず顔を手で覆い隠す。
ギルガメッシュ「今朝も思ったが、娘。
貴様、中々によく通る良い声をしているな？
」
A「ううっ……ありがとう、ございます……」
この状況で、褒められたっぽいからお礼は言うけれどさ……。
王様、眩しくないとか凄すぎない…？
それにしても！急に電気を点けるなんて…目が潰れるかと思ったのだけれども！
そして何処からか、こちらに近づいてくる荒い足音が複数聞こえたと思った瞬間、目を瞑っていた私は腕を引っ張られ再び辺りは暗闇に包まれる。
一瞬の出来事に戸惑い声を出そうとすると、口を塞がれ耳元で囁かれる。
ギルガメッシュ「声を出すなよ、良いな。」
何が起きている？？？？？
暗闇のお陰で目を開き辺りを確認すると、狭苦しい場所にギルガメッシュ王に押し倒されているような体制、それに加え私の口は王様の手で軽く塞がれる。
何故、布団が入った押し入れなんかに急遽身を隠したのか疑問を抱く……
が、王様がそう申すということはきっと何かしら危険が迫っているのだと解釈し静かにする。
その状態のまま耳を澄ましていると、先程の多くの足音が速度を落としたのか、床をゆっくりと軋ませながら確実に近づいてくる。
そしてその床の軋みの原因はこの押し入れの前で止まったかと思うと、微かに会話が聞こえ始める。
『そ……し……おかしい……ね。
侵入者の気配は２つあ………………片方……生け捕りに……………でした。』
『何処と無く………に似てた…………でもな…けれど……
眠ら…て………………よ…………？』
……侵入者！？
私は視線を襖からギルガメッシュ王に移す。
その瞬間、ギルガメッシュ王は体を完全に密着させてきて私の首元にその綺麗な顔を任せてくる。
凄く良いバニラの匂いがすると同時に心臓の音が自分だけに聞こえれば良いものを、体が重ね合っている王様にも鼓動が伝わってしまっているのはわかる。
体温が上昇していくのが自分でも確認できると、王様はこの状態のまま耳元で話しかけてくる。
ギルガメッシュ「貴様、何に心を躍らせている？」
そう言うと、王様は顔を私の方に向けてきた。
ギルガメッシュ王の息は私の頬にかかり甘い香りは鼻孔をくすぐり、脳は呆然とし
そして、蛇のような瞳孔は私の姿を捕らえる。
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エリ(プロフ) - とても面白いです、続き楽しみにしてます！ (2019年5月4日 0時) (
レス) id: 5baed310b5 (このIDを非表示/違反報告)
ミア(プロフ) - やばい。この小説好き... (2019年3月14日 13時) (レス) id: b694bcfcdf (このIDを非表示/違反報告)
狼さん(プロフ) - ディオスさん» なるほど。理解しました。 (2018年10月1日 23時) (レス) id: 91f111e327 (このIDを非表示/違反報告)
ディオス(プロフ) - 狼さんさん» ですので、個人的な解釈では標準語も場合によっては話せると感じましたので、標準語で喋っている場面があります。長文失礼致しました。 (2018年9月30日 8時) (レス) id: bacfa85028 (このIDを非表示/違反報告)
ディオス(プロフ) - 狼さんさん» コメありがとうございます。FGOで実装されております岡田以蔵と同じにはしております。見た目に関しては第二再臨のお姿。標準語なのは6月に開催された帝都イベの際、岡田以蔵が実際に「ごめんください。こちら坂本さんのお宅で？そりゃあ好都合」と話し、それを参考に。 (2018年9月30日 7時) (レス) id: bacfa85028 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ディオス | 作成日時：2017年11月22日 2時
