エルキドゥさんとのお話 ページ17
九重さんの話から、20分程経過したが教室内は相変わらず静かだった。
最小限の声量で喋り出す人は数人見られる。
私は教科書の【世界の様々な文明】と書かれたところを何度も何度も見返す。
そして、体勢を変えてミサンガをしている方の腕で頬杖をつくとエルキドゥさんが小声で話しかけてきた。
エルキドゥ「ねぇA、隣の彼女はいつも君に対して、あんな感じなのかい？」
エルキドゥさんに問われ、頭を駆け巡らせてみる。
はい いつもあんな感じですねー
流石に声を出すと怪しまれてしまうので、頬杖をしていた手でノートを抑えて、もう片方の腕にシャープペンシルを持ち、字で答える。
エルキドゥ「そうなんだね。
これは人でいうところの《嫌われている》…というのになるのかな。」
そうかもしれないです 彼女は 可愛くなる努力をすごくしてるから 普通以下の私が許せないのかも
綴った字を書いては消して、消しては書いてを繰り返す。
エルキドゥ「君は彼女に何かしてしまったのかい？」
それがよくわからないんですよねー
1年生の途中くらいから学校に来る度に言われるようになってて何かしたのかなーと思って本人に聞いたことあって そしたら すごく怒らせちゃったみたいで
理由聞いても教えてくれないままで 今もそんな感じのが続いてー みたいな！
エルキドゥ「言葉で相手を一方的に傷つけることは《いじめ》と言うこともあると、マスターから聞いたことがあるけど…」
私のは事実を言われてるだけだから そうじゃないよー！
エルキドゥ「事実だったら、何を言われても平気なのかい？」
事実は事実で変えられないし
嘘つかれるよりは正直に言われたほうが良くないかなーというのが 私なりの答えですよー
エルキドゥ「ふふっ…君は何処か…懐かしいことを思い出させてくれるね。」
懐かしいって言われても 私 ウルクに住んだりしたことないですよー
エルキドゥ「あぁ、そういうことじゃないんだよ。
どう…いうのだろうね……僕にも難しいな。」
タイミングの悪いことに、2時間目の終わりを知らせる鐘が鳴る。
私は自分の席を立ち教室を出て、女子トイレで用を足し終える。
来た道を戻り教室の扉の前に着くと勢いよく扉が開き誰かとぶつかりその反動で倒れかけたが肩を支えられた。
お陰様で倒れずにすんだので、お礼を言おうと相手の顔を確認しようと顔を上げた、私は時間が止まったような感覚に陥る。
そんな馬鹿な…なんでここに居るんだ
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エリ(プロフ) - とても面白いです、続き楽しみにしてます！ (2019年5月4日 0時) (
レス) id: 5baed310b5 (このIDを非表示/違反報告)
ミア(プロフ) - やばい。この小説好き... (2019年3月14日 13時) (レス) id: b694bcfcdf (このIDを非表示/違反報告)
狼さん(プロフ) - ディオスさん» なるほど。理解しました。 (2018年10月1日 23時) (レス) id: 91f111e327 (このIDを非表示/違反報告)
ディオス(プロフ) - 狼さんさん» ですので、個人的な解釈では標準語も場合によっては話せると感じましたので、標準語で喋っている場面があります。長文失礼致しました。 (2018年9月30日 8時) (レス) id: bacfa85028 (このIDを非表示/違反報告)
ディオス(プロフ) - 狼さんさん» コメありがとうございます。FGOで実装されております岡田以蔵と同じにはしております。見た目に関しては第二再臨のお姿。標準語なのは6月に開催された帝都イベの際、岡田以蔵が実際に「ごめんください。こちら坂本さんのお宅で？そりゃあ好都合」と話し、それを参考に。 (2018年9月30日 7時) (レス) id: bacfa85028 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ディオス | 作成日時：2017年11月22日 2時
