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▽どっちも病んでる設定
苦手な方いらっしゃるかと思います。



「……なんで抵抗しねーんだよ」

「……………」

「このままじゃ、お前死んじゃうじゃん」

「お前にだったらいいよ」

「……っ、お前のその優しさが
俺をダメにするんだ……」




那須が俺の腹の上に跨って
俺の首に手をかけている

時々不安になるらしい
学校のこと、家族のこと、将来のこと…
端的に言えば全部俺が関係している

まだまだ世間には浸透しない男同士の恋愛

俺が周りと近いから嫉妬するって
堂々出来ない=世間から切り離されるって
普通に振る舞えない自分が嫌だって
好きなのに胸が苦しいんだって


生きづらいなら俺を先に逝かせて
自分も後を追うなんて

頭いいくせに考えがぶっ飛んでる

もっと俺みたいに楽に
生きてもいいのに






そんな俺もこいつに逝かせてもらえるなら
いいかなって思ってしまってる
おかしいって?
愛なんて、狂ったもん勝ちでしょ


最期に最愛の人から手をかけられて
最期に目に焼き付けるのが最愛の人なんて
すげー魅力的じゃん?

〃→←〃



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作者名:一縷 | 作成日時:2020年5月7日 4時

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