探偵とか陰陽師とか言ってみたいだけ2 ページ7
部屋の障子が吹き飛び、大きな影が転がり込んできた。
砂煙が晴れる。桂はAを庇うように立ち、刀で飛んでくる障子の破片を斬っていた。福沢も同じである。
2人共、何事も無かったかの様に剣を収めた。
『……銀時』
Aが影に声をかける。
「待て待て待て、俺ァ悪くねぇよ!か、神威が!」
「ギントキ〜〜」
破れた障子の向こう、外から拳をポキポキと鳴らして近づいてくるサーモンピンクの髪の少年。
銀時を吹き飛ばし、障子を破った張本人である。
「もー、アレは俺のおやつなんだから食べないでって言ってたじゃん」
「てめ、アレはアレだよアレ!お前が前俺のプリン食べてたからだよ!」
「自分のものにはちゃんと名前書いてって言ったよネ?」
「書いてた!ぜってぇ書いてた!」
どうやら、銀時が神威のおやつを食べたとか、それは銀時の仕返しだとかで揉めているらしい。
『ねぇ』
Aが対峙する2人に声をかける。
「何?A、これ、どう考えてもギントキが悪いよネ?」
「巫山戯んな、俺は悪くねぇ」
『銀時が食べたらしいそのプリン、私のやつ』
「「……え?」」
「名前は?」
銀時が訝しげに聞く。
『書いてないけど』
「じゃあその後に名前書いた俺のだな」
『でもね、銀時君、君、私の式神だよね?誰のか分からないもの食べる時は一言言ってくれてもよかったんじゃないかなぁ…………あれ、やっとの思いで手に入れてきてもらった限定品だったのに……!〇ね!』
Aの渾身の拳が、銀時の腹に突き刺さった。
A自身の力は少ないが、彼女の拳は、ぼんやりと光を纏っていた。対式神用グローブのようなものだ。拳を叩きつける瞬間、発動させた。
吹っ飛ばされた銀時は動かない。ただのしかばねのようだ。
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風寧 - Юрияさん» ありがとうございます!これからも頑張っていきますのでよろしくお願いします! (2019年6月15日 20時) (レス) id: 20b2ea3bbd (このIDを非表示/違反報告)
Юрия(プロフ) - どっちも大好きなアニメで読んでいて、とてもニヤニヤしてしました!更新頑張ってください!楽しみにしてます! (2019年6月15日 17時) (レス) id: f4565d370d (このIDを非表示/違反報告)
風寧 - 筑最さん» ありがとうございます!多そうで意外と少ない(?)組み合わせだと思ったので合体させちゃいました笑 更新頑張ります! (2019年6月11日 21時) (レス) id: 7e3874af1e (このIDを非表示/違反報告)
筑最(プロフ) - うわー好きなやつが合体しちゃったよー嬉し過ぎて泣きそうだよーこれからも頑張って下さい。 (2019年6月11日 0時) (レス) id: 27d7716bc4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:風寧 | 作成日時:2019年5月26日 0時