【文スト】式神？いいえ、侍です【銀魂】

入社試験3 ページ27

周囲が目を開けていられない程の光に包まれる。


太宰が目を開けた時には、そこには鬼は1匹も居なかった。


『終わりですね。大規模に行ったので、この山にはもう鬼はいないでしょう』

｢驚いたよ……高杉君だけでもかなりの戦闘力なのに、それが4人も……Aちゃんだってこういう連中相手なら敵無しみたいだね｣

『みんなのおかげです』


Aは笑った。


これなら心配することは無い、太宰はそう社長にメールを送り、入社試験は無事終了となった。


＿＿＿一方その頃探偵社では。


｢銀時！その菓子を食うな、乱歩さんのものだ！

桂！掲示板はもうやめんか、依存性になるぞ！

神威ィィィ！ソファをそんな乱雑に扱うな、壊れるだろうが！｣


国木田の仕事と悩みの種は減るどころか増える一方だった。


｢あのー、すみません｣


探偵社の扉が、遠慮がちに開かれた。


｢事務員を募集してるって見たんですけど……｣


眼鏡をかけた地味そうな少年が、木刀を携えて立っていた。


｢姉が下の喫茶処で働き始めていて、僕はできたらここで働けたらと思ってるんです｣

｢本当ですか！とりあえず入ッてください！｣


新しく仲間が加わる予感。

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