親バカでもなくシスコンでもなく3 ページ23
「「「いただきます!」」」
『はーい、たくさん召し上がってくださいね!』
長机に所狭しと並べられた料理。
どれも豪華過ぎず、素朴な家庭料理だ。
ただ兎に角量が多い。
谷崎は食べ始めたは良いものの、向かいに座る神威の食べっぷりに箸が止まっている。
「こんなに沢山作るの大変だったんじゃないのか?」
『いえいえ、みんな手伝ってくれますから。それに、いつもこのくらいだし』
「「は!?」」
太宰も国木田も顔を上げた。
『神威が1人で物凄い量食べるので……
神威、今日は沢山食べないでよ、後で食べ放題行ってきて良いから』
「いってきまーす!」
「もう食べ終わッたンですか……」
Aから渡された万札を手に飛び出して行った神威。
「しかしとても美味いな」
『ありがとうございます。昔から料理は好きなんです』
「毎日私の家で作って欲しいなぁ」
『だ、太宰さん……!?』
Aの頬が林檎のように染まった。
「テメェ、遺言はそれで良いんだなァ?」
高杉が何処から取り出したのか真剣を太宰に向けた。
「待て待て!気にするなえーと、高杉
此奴はいつもこんな感じだ」
国木田が止めに入り、高杉は渋々席に着く。
「私いつか高杉君に殺されそうだねぇ、斬られるなんて痛そうだ、出来るだけ苦しまないようにしてくれたまえよ」
太宰のにこやかな顔に、高杉の眉間のしわがさらに深くなる。
「ほらほら機嫌直せって高杉くぅーん、ヤクルコあげるから〜」
銀時が挑発気味に高杉にヤクルコを渡す。
高杉は銀時を1発殴り、しかしヤクルコはしっかり受け取っていた。
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風寧 - Юрияさん» ありがとうございます!これからも頑張っていきますのでよろしくお願いします! (2019年6月15日 20時) (レス) id: 20b2ea3bbd (このIDを非表示/違反報告)
Юрия(プロフ) - どっちも大好きなアニメで読んでいて、とてもニヤニヤしてしました!更新頑張ってください!楽しみにしてます! (2019年6月15日 17時) (レス) id: f4565d370d (このIDを非表示/違反報告)
風寧 - 筑最さん» ありがとうございます!多そうで意外と少ない(?)組み合わせだと思ったので合体させちゃいました笑 更新頑張ります! (2019年6月11日 21時) (レス) id: 7e3874af1e (このIDを非表示/違反報告)
筑最(プロフ) - うわー好きなやつが合体しちゃったよー嬉し過ぎて泣きそうだよーこれからも頑張って下さい。 (2019年6月11日 0時) (レス) id: 27d7716bc4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:風寧 | 作成日時:2019年5月26日 0時