【文スト】式神？いいえ、侍です【銀魂】

幕間＿＿＿3人 2 ページ47

｢テメーら……ポートマフィアか｣


坂田がキッと俺を睨む。


｢恨むなら虎の少年を恨むんだな｣

｢何故敦を……まさか、あの依頼も偽物か！｣

｢その通り。貴様らの仲間も、主人も、今頃芥川殿の黒き刃に貫かれていることだろう｣

｢それはどーだかなァ……うちにはもう1人飛びっきりの過保護バカがいるんでね｣


坂田はあくまで余裕の表情。


｢で？｣

｢は？｣

｢おめーらが俺たちの相手してくれるんだろ｣


戦う気満々か、コイツ……


｢俺ァ最近イライラしてんだよ。高杉に出番取られるわ、結野アナは結婚してたでよォ｣

｢……貴様、今何と言った？｣

｢あ？だから、結野アナが結婚してたって｣


結野アナが……


｢けけけけけ結婚ンンン！？｣


嘘だと言ってくれェェェ！


｢隊長ォォ！なに話に乗っかってんですか！撃ちますよ！｣

｢殺れェェェ！｣


私はもうどうにでもなれと思って叫んだ。


｢行くぞテメーらァァァ！｣


坂田も木刀を抜き、桂、神威もそれに釣られて構える。


｢はいィィィ！次ィィィ！｣


コイツら……強い……！


｢ギントキもヅラも出番あるじゃん！入社試験居たじゃん！｣

｢ヅラじゃない桂だ！俺はただ死人のフリをしていただけだ！｣

｢銀魂の主人公は俺だァァァ！｣

｢何？キ〇タマ？ギントキ〜〜大丈夫だヨ、最期くらい華々しく散らせてあげるからネ｣

｢人は皆自分の人生という物語の主人公なのだ！｣


私の部下そっちのけで乱闘を始める3人。


｢た、隊長！危険すぎて近寄れません！｣

｢ええい、私が行く！

主人公はこのわた｣

｢おらァァァ！｣

｢ごふっ……最後まで……名前をいえ、な……｣


こんな連中をまとめている探偵社はすごいと思いました。


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森｢私は作文を頼んだ覚えはないのだがね｣

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