文章を量産したい欲を発散する為日記をつけてみる事にした件―4冊目 (ページ7)

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2024年4月17日―2時39分/“降りてきた”ってどんな感じ？って考えてみた話ページ7

占ツクで何かしらの作品を作った事がある人、もしくは占ツクに限らず創作した事がある人、いやなんなら、創作と全く違うところでもきっとこの感覚はあるのだろうが。
アイデアが“降りてきた”、という感覚を味わった事がある人というのはどれぐらいいるものだろうか。

先程、自分が創作をしていると知っている友人に「創作をしている時アイデアが降りてくる、という感覚はどんな感じなのか」という質問を不意に投げ掛けられた。
アイデアが降りてくる、降りてきた、という言葉は割と様々な場所で聞く言葉ではなかろうか。創作に限らずとも何か困った事象を解決する為策を練っていると突然降りてきた、という経験をした人も恐らく少なくはないはず。

ただ、あくまで自分個人の感覚だが。自分はこのアイデアが降りてきた、という経験自体は今まで何度もあるのだが、正直この言葉がしっくり来ていないと友人の質問を反芻しているうちに気付いた。

ポイントなのは、“創作をしている時”。アイデアが降りてくる、という言葉そのものがなんだかしっくりこない、というのではなく、“創作をしている時限定”で、なんかしっくりこないのだ。

急に自分の中の感覚にこのしっくりこないというささくれを見つけて勢いでこれを書き殴っている為まともな文章が出来ているかどうか分からないが、自分の中では“降りてきた”という言葉はやっぱり違う気がしてならない。

所謂アイデアが降りてくるという状況はまあ様々あるとは思うが、自分の中ではこの降りてくる感覚というのは何かしら行き詰まっている時、不意に訪れるものというイメージが強い。無論これ以外にも様々な状況があるとは思うが。

面白そうだと思ったネタをああでもないこうでもないとこねくり回し、「もうダメだ何も考えられない、これ以上どうしようもないぐらい考えた」と思う程追い詰められた時、散々考えても思い付かなかったアイデアがふっと湧いてくる…というのが、自分の中では割とあるあるだ。

その時の事を思い出してみて、降りてきた、という言葉より思考のしがらみが解けた、次々押し寄せてくる辻褄の波に溺れていたのが、唐突に呼吸出来るようになった…と言う方が合うような気がする、と今思った。果たしてこの感覚が他の人にも通じるのかは分からないが。

感覚なんて人それぞれのものだし、分からないと言われればもうそれまでだが。だが改めて考えて、自分の感覚に沿う言葉を探す事で大分すっきりしたような気がする。