保健室。4

＊ ページ43

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ふと目が覚めたら、見慣れない部屋。どこだここ。



桐「気がついたか？」


人「きりあけ…ここどこ？」



発した声は掠れてて情けない。呂律も上手く回らないし。



桐「俺の家だ。」


一「人見くん起きたんだね！会社で倒れちゃって、どうしようかと思ったら桐明くんが車で連れてきてくれたんだよ。」



人見くん熱高すぎ、38.6℃もあったんだよ。無理しすぎ。って少し咎められながらも、額に濡れタオルを乗せてくれる。



桐「お前の上司には俺の上司から伝えてもらうように連絡したから、しばらく休め。」


人「わるいな、きりあけ」



ベッドサイドをよく見ると、解熱剤とかスポドリとか俺のために色々されてる。

今日はめっちゃ同期に助けられてる。みんなだって忙しいはずなのに、迷惑かけてるな。



桐「全くだ。迷惑かけてると思うならさっさと治せ。」


一「人見くん、思ったこと口から漏れてるよ。」


桐「とにかく今夜はゆっくり休むといい。何かあったら電話しろ、別の部屋にいるからな。」


人「ありがとう、二人とも。」



二人に感謝しながら、再び目を閉じた。







夜中、一度40℃近くまで上がった熱は二人がせっせと看病してくれたお陰で、翌朝には37.7℃まで下がった。


あと一日くらい安静にしていれば治るだろうと出勤前に桐明が家まで送ってくれて、レトルトの粥とかまでくれた。


ほんと、同期の優しさに触れられて、風邪が治ったらまた仕事頑張れる気がした。



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櫻田智花様、リクエストありがとうございます。

大変お待たせいたしました…。

実はマスクがどうのって話、実体験だったりしますw

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カルテNo.46　神山　　薮智洋(。・ω・。)ゞ様→←＊

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