Prologe ８話 ページ9
「さあ闇の鏡よ！この者をあるべき場所へ導きたまえ！」
私は目を瞑って、故郷のことを頭に浮かべた。
だが、
……あれ？上手く思い出せない……。
何か靄がかかっているかのように、思い出そうとするとふわふわした気持ちになる。
何で？と少し焦ってしまうが、闇の鏡が導いてくれると言っているから大丈夫だろうと思っていた。
「…………」
闇の鏡、無言。
「ゴ、ゴホン……もう一度。闇の鏡よ！ この者を……」
「どこにもない……」
「「！！？？」」
え、ない……？
私の故郷、ない……？？
恐ろしい言葉に今にも心臓が凍りつきそうな感覚がした。
不安な気持ちがAに襲いかかる。
「この者のあるべき場所は、
「な、なんだ〜。この世界にないだけか〜。よかった〜」
「ぜんっぜんよくありませんよ！！どれだけ能天気なんですか！！ああ、もう今日はありえないのオンパレードです」
この世界にはない、つまり他の世界には自分の故郷が存在することに安堵の息をつくA。
それとは反対に学園長はものすごく慌てている。
何やら学園長になってから一度もこういうことが起こらなかったので、どうすればいいかがわからないらしい。
そんなに慌てなくても大丈夫なのに。
魔法がある世界なんだから私を元の世界へ戻す方法もきっとあるはずだもん。
「そもそも貴方どこの国から来たんです？」
「___という国です」
「聞いたことのない地名ですね。私は世界中からやってきた生徒の出身地は全て把握していますがそんな地名は聞いたことがない」
「こことは違う世界にある、とか？」
「私にはわかりかねます。一度図書室で調べてみましょう」
はい、と小さく頷いた。
闇の鏡に選ばれた訳でもない私が、どうしてこの世界に来てしまったのだろう。
今の状況じゃ、お呼びじゃない存在でしかないけど、何か……意味があったりするのかな？
Aがその答えを見つけるのは、まだ先のことだった。
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羅ヰ太郎(プロフ) - この設定めっちゃ好きです！私自身ディズニー大好きで、こんな感じの小説なかったので嬉しいです！続き楽しみに待ってます！ (2021年2月22日 0時) (
レス) id: ca5d2ee34d (このIDを非表示/違反報告)
飴☆彡(プロフ) - 女神(仮)さん» コメントありがとうございます！！ いつも応援してくださって嬉しいです！私のことまで応援してくれて本当にありがとうございます！占いツクール開いてる場合じゃないですね。しっかり勉強します！テスト後の更新楽しみにしててくださいね！！ (2020年8月21日 21時) (レス) id: 916bc40868 (このIDを非表示/違反報告)
女神(仮)(プロフ) - テストですか！！これから一週間半ずっと飴さんのこと応援します！更新をわくわくどきどきしながら待ちます笑 (2020年8月21日 20時) (レス) id: 1b8b100d96 (このIDを非表示/違反報告)
飴(プロフ) - 女神(仮)さん» コメントありがとうございます！！真っ先に見てくださってるなんてすごく嬉しいです(>ω<)設定も少しこだわっているので最高と言って貰えて本当に幸せです！個性的キャラ達との絡みも楽しく書いていこうと思います！これからもよろしくお願いします(о´∀`о) (2020年8月13日 22時) (レス) id: 916bc40868 (このIDを非表示/違反報告)
女神(仮)(プロフ) - 占ツクを開いたら真っ先に読みにくるくらい大好きな作品です！主人公ちゃんの性格とかディズニー好きという設定が最高です！これからのキャラ達との絡みが楽しみでワクワクしてます笑 体調にお気をつけて更新頑張ってください！(*´-`) (2020年8月13日 21時) (レス) id: 1b8b100d96 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：飴☆彡 | 作成日時：2020年8月11日 9時
