Prologe ５話 ページ6
「わからぬ」
……えっ！？
わからないの！？
予想外の展開に周りもざわつきだす。
だがこの状況に一番驚いていたのは学園長だった。
「なんですって？」
「この者からは魔力の波長が一切感じられない。色も、形も、一切の無である」
「よってどの寮にもふさわしくない！」
闇の鏡はその者の魔力によってふさわしい寮を選ぶようだ。
魔力を持っていないAがどの寮もふさわしくないと言われるのは当然のことだ。
やっぱり私は魔力なんて持ってないよ。
そりゃそうだよ、だって私の世界に魔法なんて存在しなかったもの。
と、さほど気にしていなかったのだが、学園長はそうはいかなかったらしい。
「魔法が使えない人間を黒き馬車が迎えに行くなんてありえない！生徒選定の手違いなど、この100年ただの一度もなかったはず。一体なぜ……」
「なぜ、なんでしょう？」
『う〜ん……』と二人で頭を悩ませていると、学園長の腕の中にいたグリムが声を上げた。
「だったらその席、オレ様に譲るんだゾ！そこのニンゲンと違ってオレ様は魔法が使えるんだゾ！だから代わりにオレ様を学校に入れろ！」
そこまでしてこの学校に入りたいんだ。
私の服を奪おうとしたのもそのため？
「魔法なら今とびっきりのを見せてやるんだゾ！」
「！！ みんな伏せて！」
赤髪の男がそう叫んだのが聞こえて、Aは地面にしゃがみこんだ。
グリムの魔法といえば、一種類しか見たことがない。
「ん”な”〜〜〜!!!」
ブオオオ！！
今までよりも勢いのよい炎が燃え盛った。
グリムは満足げな表情をしているが、周りは大パニックだ。
中には尻が燃えている人もいる。
「このままでは学園が火の海です！誰かあの狸を捕まえてください！」
学園長がそう言うと、一人の男が手を挙げた。
「クロウリー先生、僕におまかせください。いたいけな小動物を捕獲するというみなさんが嫌がる役目、この僕が請け負います」
眼鏡をかけた男だ。
実力がもっていそうな風格がある。
「リドルさん、お願いできますか？」
「違反者は見逃せないからね。さっさと済ませることにしよう」
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羅ヰ太郎(プロフ) - この設定めっちゃ好きです！私自身ディズニー大好きで、こんな感じの小説なかったので嬉しいです！続き楽しみに待ってます！ (2021年2月22日 0時) (
レス) id: ca5d2ee34d (このIDを非表示/違反報告)
飴☆彡(プロフ) - 女神(仮)さん» コメントありがとうございます！！ いつも応援してくださって嬉しいです！私のことまで応援してくれて本当にありがとうございます！占いツクール開いてる場合じゃないですね。しっかり勉強します！テスト後の更新楽しみにしててくださいね！！ (2020年8月21日 21時) (レス) id: 916bc40868 (このIDを非表示/違反報告)
女神(仮)(プロフ) - テストですか！！これから一週間半ずっと飴さんのこと応援します！更新をわくわくどきどきしながら待ちます笑 (2020年8月21日 20時) (レス) id: 1b8b100d96 (このIDを非表示/違反報告)
飴(プロフ) - 女神(仮)さん» コメントありがとうございます！！真っ先に見てくださってるなんてすごく嬉しいです(>ω<)設定も少しこだわっているので最高と言って貰えて本当に幸せです！個性的キャラ達との絡みも楽しく書いていこうと思います！これからもよろしくお願いします(о´∀`о) (2020年8月13日 22時) (レス) id: 916bc40868 (このIDを非表示/違反報告)
女神(仮)(プロフ) - 占ツクを開いたら真っ先に読みにくるくらい大好きな作品です！主人公ちゃんの性格とかディズニー好きという設定が最高です！これからのキャラ達との絡みが楽しみでワクワクしてます笑 体調にお気をつけて更新頑張ってください！(*´-`) (2020年8月13日 21時) (レス) id: 1b8b100d96 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：飴☆彡 | 作成日時：2020年8月11日 9時
