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「今日の放課後桜木と会え?」
「あはっ、間抜け面〜」
「殴りますよ?」
あっけらかんと僕に指示するA
いやいや、なんで会わなあかんの
「なんで会わなあかんの、って顔してるね」
「当たり前ですよ。どんな理由があってそんな」
「…面白いから?」
「は?」
割とガチ目のトーンが出て慌てて口を塞ぐ。しかし当の本人は気にしていないようでニコニコと笑っていた
「うそうそ。うん、嘘だよ。気にしないで」
「?さっきから何言いたいんです?」
「別に会わなくてもいいよってこと」
「はぁ?」
全く意味がわからない。会えと言ったり会わなくても良いと言ったり。彼女の真意は何だ?こっそり彼女を盗み見るも何を考えているかわからない。
「…センラちゃん。その子、気をつけてね」
スっと柔らかな笑みが消え、いつもの何を考えているかわからない表情になりながらそう言った
「?」
「油断大敵って奴だよ」
結局彼女の真意は分からないまま、ただ彼女の言った言葉に頷くしかなかった
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作者名:ロン | 作成日時:2020年7月12日 15時