空想理論 (ページ6)

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｢んあ、もうすぐ5限目始まるな｣

ふと自身のスマホを見ていたうらたさんが呟く

｢次どーしよ。サボr｢もちろん行くよな？？｣…ふぁい｣

サボろうと思い、そのまま机に伏せようとすると、多少の圧を含んだ瞳でうらたさんが私の言葉に被せるように言葉を発する

｢坂田！授業中Aが寝ないか見張れ！！｣

｢りょーかいやうらさん！任せとき！｣

｢ノるな見張るな了解するな｣

｢お、A今のめっちゃ語呂ええで！｣

｢ほんまになぁ～｣

授業中見張られるなんて居心地が悪い
そもそも坂田だって寝ているのにどうやって見張るのよほんと

｢んじゃ、俺と志麻くん行くから。ちゃんと教室行けよー｣

そういい浦田さんとしまくんは教室から出ていった

｢…ねぇ、センラとぶつかったっていう子、何年生？｣

｢えーと、上靴の色緑やったんで2年ですよ｣

｢ふーん｣

｢聞いたくせに無関心やなぁ｣

｢…そうでもない｣

｢え？｣

｢なんもー。さ、行こ｣

ぼーっとスマホを眺めていた坂田に一声かけ、センラたちと教室を出た

空はなんだか曇り空で一雨降りそうだった