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魔法7 ページ8

―――ナツメ side









レ「おい」


主「はい」


レ「これからは、俺がテメェを守る」


主「?」


レ「何でも言え、テメェが望むもん全て手に入れてやる」


主「あー、それじゃあ…昼飯一緒に食お?」


レ「当然だろ、他の奴と食うんじゃねぇ」


主「へへ、学食とか初めてだからワクワクするな!」


レ「まだ授業すら始まってねぇだろ、浮かれ過ぎんじゃねぇぞ」


主「はーい」


「「(な、何て波乱万丈な暮らしをしてんだこの子!!み、見捨てられない!俺達も力になるからな!!名前知らねぇけど!!)」」









こうして、レオナだけに話したつもりだった昔話が変な風に学園内全土に広まり、学園長の耳にまで入ってしまった為、俺の知らない所でかなり大騒ぎになっていたのを俺は知る由もない

それから俺達は1年A組だと分かり、レオナと同じクラスになれたのが嬉しくてそのまま抱き着いてしまった

コイツ、俺より少し身長がデカいから抱き着いてもコイツの胸元くらいまでしか俺の身長がないのだよ…辛いぜ

レオナも、俺を抱き締め返してくれるんだけどさ?その時、俺の首元をスンスン嗅いでからなんだよ正直言ってくすぐったい、うん









レ「…スンスン」


主「くすぐってぇよ」


レ「いい匂いさせるテメェが悪い」


主「俺のせいかよ!」


レ「この匂い、唆られる」


主「俺食われんの!?食用!?」


レ「アホか、食う訳ねぇだろ頭使え」


主「あ、それなら良かったわ」









いやぁ〜、コイツが言うと冗談に聞こえねぇんだよなぁ(汗)

どうしよう、腹が減り過ぎたっていう理由で食用として食われちゃったら!?そしたら、俺の人生終わってしまうぅぅ!!

後さ、一番重要な事実があるんだよ。俺は『魔法使えない』んだよッ!!そこを皆忘れないで!?(泣)

全部『気』の力で過ごしてきたようなものだ、魔力なんてある筈ない…のに、俺はこの学園へ入学している

授業に追い付いていけるかなぁ…(汗)









レ「どうした」


主「かなり不安」


レ「心配すんな、テメェなら大丈夫だろ」


主「どっから来るんだよその自信」


レ「勘だ」


主「またかよ!」









そんなこんなで、一限目は魔法薬学

教室を移動し、教科書やノートなどを準備すれば先生が入ってくる

担当の先生の名前は、デイヴィス・クルーウェル先生

元ネタは多分『10○匹わんちゃん』に出てくる人物だったと思う…多分(二回目)









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作者名:抹茶ラテ | 作成日時:2020年6月10日 23時

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