魔法49 ページ50
―――ナツメ side
俺はそそくさと、学園長に渡されている分厚い板を持ってくる
これは、学園長の配慮で俺の事をナメてる新入生達に喝を入れる為用意してくれた特別製の板で魔法を使ってもヒビ一つ入らないと言われてる代物だ
俺はその板に向かって、懇親の一撃をおみまいする
ーーードゴォッ!! バキィッ!!
「は!?嘘だろ…あの板を破壊した…!?」
「おいおい、マジかよアイツ…!」
主「一つ言っとくぜ?あんま俺の事ナメた発言すっと…テメェらがこうなるから覚悟しとけよゴルァ(ギロッ)」
「「ひぃぃっ!!わ、分かりましたナツメさんッ!!いえ、ナツメ様ッ!!」」
主「あ、別にナツメさんでいいぞ?様付けは嫌いだから」
「「了解ですッ!」」
主「よーし!では、新入生の諸君!本日は、サバナクロー寮にようこそ!料理は俺が手作りしたものだから、まだまだ沢山ある!腹一杯食えよな!」
「「はい!!」」
ふむふむ、全員美味そうに料理食べてくれてるみたいで良かった♪
あ、ラギーがレオナんとこに居る!何々、何か取引でもしてんの?ちょ、俺も気になるからそっちに行こう!
主「レオナ〜」
ラ「ん?アンタは…さっきやべぇ事した副寮長ッスね」
主「ナツメ・フィルスタだ。お前は?新入生だろ?」
ラ「そうッスよ、ラギー・ブッチって言うッス」
主「ラギーか、よろしくな!コイツと何話してたんだ?」
ラ「あー、レオナさんの付き人になるって話をしてたんスよ」
主「付き人…、召使いみたいな?」
ラ「そんな感じッスね」
主「コイツの付き人は苦労するぞ〜?洗濯物はちゃんと出さねぇし、掃除もしねぇし、料理の我儘も言ってくるしで…」
ラ「た、大変ッスね…(汗)」
レ「おい、料理はちゃんと全部食ってんだろうが」
主「料理は、な?毎回掃除しろって言ってんのにしてないし、洗濯物も溜まる前に出せって言ってんのに出した事ないだろ?」
レ「……」
主「全く」
ラ「そんなに文句言ってんのに、結構楽しそうッスね?」
主「まぁな!身の回りの世話は、日に日にやってくれるようになってきたから俺も嬉しいのよ。本当に少しだけどな!」
レ「うるせぇ…」
ラ「ふーん…」
主「俺は王族でも、名家の息子でもない平凡な庶民だから手間のかかる兄弟みたいでレオナが可愛くてさ♪ま、恋人って意味でも可愛さがあんだけどな!」
ラ「は?…恋人!?」
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作者名:抹茶ラテ | 作成日時:2020年6月10日 23時