【ツイステ】俺魔力無いんだけど！？ (ページ44)

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魔法４３ページ44

―――ナツメ side

そしたらなんと、俺が本気で叱ったり怒ってる時って必ず俺の目の色が真っ赤に変わるらしく、その目を見ると恐怖で逆らえないんだとか

待って、俺初めて知ったんだけどそんな事！！何でもっと前もって話してくれなかったの！？俺だけ仲間外れ！？やめて！悲しくなってきちゃうからさ！！

因みに、何で皆が俺の傍へ泣きながらやって来たのかと言うと…俺が課題やる時にこぼした独り言が、ハーツラビュル寮のモブ生徒に聞かれていて…それをハーツラビュル寮で仲のいいトレイとケイトに報告

そこから、トレイがルークに報告し…ルークがヴィルに伝え…ケイトは偶然会ったイデアに言い、それをまた偶然聞いたリリアがマレウスに報告

その騒ぎを耳にしたレオナが何事かモブ生徒に聞いたところ、その事を伝えられ急いで俺の匂いを辿り図書館まで来たんだとか…

主「そうだったのか」

レ「悪い、お前の事気付いてやれなかった。お前は、いつも俺の傍に居んのに…俺は…」

主「なぁレオナ…、俺はレオナにとって必要？」

レ「当たり前だろ！」

主「へへ、だったら俺はそれだけでいい。お前に必要とされてんなら、それだけで俺は十分救われてる」

レ「ナツメ…」

主「俺を捨てないでね」

レ「当たり前だろうが…俺だって、テメェ以外と付き合うなんざごめんだぜ(ギュッ)」

主「へへ…、レオナ大好き(すり)」

レ「俺もだ(なで)」

取り敢えず、今回のことで俺はこれ以上勘違いされるのを防ぐ為にあまり声に出して言う事を控えようと決意しました。…あれ、作文？

さてさて、ちょっと小腹が空いたな…購買部行って、何か買ってこようかな…

主「レオナ、購買部行こう？」

レ「菓子でも買うのか？」

主「うん、ちょっと小腹が空いた」

レ「そうか、ならさっさとしねぇと閉まっちまうな」

主「急ごうぜ！」

レオナと一緒に購買部へ向かう途中、すれ違う生徒達から『いつでも頼って下さい！』とか『また、購買部でナツメさんの作品買いに行きますから！』とか『俺達は、いつでもナツメさんの味方っすから！』とか…何かとにかく沢山話し掛けられた

全員が涙ぐみながら言うので、俺は頷くくらいしか出来ずそれがまた相手を勘違いさせてしまったらしく、『こんな風になるまで我慢してたんですね…ッ！アンタを不幸にした奴ら、許せねぇっす！！』とか…皆がとにかく怖かったわ

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