魔法31 ページ32
―――ナツメ side
主「まぁ、それはいいや。それで?話したい事って?」
ル「君の付けてるピアス、実に美しい…譲ってくれると有難いのだけれど」
主「無理」
ル「では、似たような物を作って欲しいんだ。勿論、お金なら払うよ」
主「リクエストは受け付けてないから、それも無理かな」
ル「おやおや、それは残念だ」
主「でも、購買部に行けばまだ何個か売られてる筈だからそこでなら買えるよ?」
ル「え、本当かい?それはいい事を聞いた、是非行かせてもらうとしよう!」
ルークは俺の話を聞いて嬉しそうに購買部へと歩いていく、確かに購買部には何個か売られてはいるけど…学園長がかなり高めに値段を変えてたから、買えるとは思えない
まぁ、売れたらそのお金は全額俺の方へ振り込まれる仕組みになってんだけどね
主「レオナ、大食堂に行こうぜ」
レ「あ?行く必要あんのか?」
主「へへ、今日は新しく出来た友達も一緒に食うんだよ!レオナにも紹介したいから来て?」
レ「チッ、面倒くせぇなぁ…ま、テメェに変なちょっかい出す奴なら、ちゃんと忠告くれぇはしとかねぇとか」
主「そんな事するような奴らじゃねーぞ!」
レ「どうだかな」
ちゃんと2人分の大きめなお弁当を持って、2人が待っている大食堂へと向かう
沢山の生徒が料理を取る為に並ぶ中、俺はキョロキョロとマレウスとリリアの姿を探す
リ「ナツメ、わしらはここじゃぞ」
主「お!リリア、マレウス!」
レ「おい」
主「なに?」
レ「いつアイツらと仲良くなった?」
主「お前がサボった体育の授業中に仲良くなった」
レ「…はぁ」
主「へへ、嫌な顔しててもちゃんと付き合ってくれるお前の優しい所大好きだぞ」
レ「そうかよ(すり)」
主「よしよし」
リリアとマレウスの正面に座り、作ってきたお弁当を広げる
ちゃんと栄養バランスを考えて作ってあるから、レオナの栄養が偏る事はないと思う
リ「驚いた、これお主が作ったのか?」
主「そうだぞ、コイツの飯は全部俺が作ってるんだ」
レ「……」
主「レオナ、ちゃんと自己紹介しろよ」
レ「…レオナ・キングスカラーだ」
リ「わしは、リリア・ヴァンルージュじゃ。よろしく頼むぞレオナ」
マ「僕は、マレウス・ドラゴニアだ。よろしく頼む」
レ「ハッ、俺はテメェらと仲良しごっこをするつもりはねぇ」
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作者名:抹茶ラテ | 作成日時:2020年6月10日 23時