【ツイステ】俺魔力無いんだけど！？ (ページ23)

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魔法２２ページ23

―――ナツメ side

寮に戻ってきて、レオナと俺の分の晩飯を作り部屋へと運ぶ

相当腹が減ってたのか、黙々と料理を食べ進めあっという間に皿は空になった

ま、いつも美味そうに食べてくれるから俺はそれを見るのが毎日の楽しみだったりする

主「ふぁ〜…風呂入ろ…」

レ「俺はもう入ったから先に寝てるぞ」

主「はーい」

俺が使うシャンプーなどは、全部レオナが使ってる物で…自分で買うって言ったら、めっちゃ睨まれたんだよね…いやぁ、あれは怖かったわぁ。鳥肌立ったもんね、うん

風呂から出て、タオルで濡れた髪を優しく拭き取る

レ「……」

主「寝てる…流石のび○」←

レ「誰だそいつは」

主「あ、起きてた」

レ「ったく、テメェの匂いには敏感なんだ。すぐに起きれる」

主「何その特技！俺、初めて聞いたんですけど！？」

レ「今言ったからな」

主「ぐぬぬ…！」

レ「眠ィ…早く来い」

主「ん(ギュッ)」

レ「…(すり)」

温かい…レオナと一緒に寝るの、安心するからすげぇ好き…

いつも寝る時、レオナは俺をすっぽりと覆い隠すように抱き締めながら寝る。以前、一緒に寝てた時レオナが途中で目を覚まして部屋から出てた時があった

その時に、俺は悪夢を見て目を覚ました。レオナが居なくなる、そんな夢だったのを覚えてる

嫌な夢で怖くて、レオナがちゃんと居るって確認しようとしたら隣で寝てる筈のレオナが居なくなってて…確か泣いた記憶が…(汗)

戻って来たレオナが俺を見た瞬間、慌ててこっちに近寄ってきてそのまま抱き締められたんだ。何で泣いてたのかも、怖くて仕方なかった気持ちも、全部言った

レオナが居なくなったら、レオナに否定されたら、レオナに邪魔だと言われたら…多分俺は壊れてしまうかもしれない

分からないけど、そんな感じがする

だから、レオナは寝る時は絶対に俺の傍から離れないでくれるようになった。俺が本心から嫌だと言った事をするような真似もしなくなり、その分コイツを俺なりに可愛がろうって誓ったんだ

だって、可愛いじゃん！俺の為に頑張ってくれるレオナって、マジで貴重でしょ！！

ーーー『数週間後』

主「…(ガタガタ)」

「ナツメさん大丈夫っすか？(汗)」

主「さ、さささ…！(ガタガタ)」

「ほ、ほら！ナツメさん、温かいスープです！買ってきました！」

主「あ、ありがとう！(ガタガタ)」

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