魔法12 ページ13
―――ナツメ side
「お、俺のもん…?」
レ「コイツは俺のもんだ、勝手に草食動物が手を出していい奴じゃねぇんだよ。コイツを泣かせやがって…」
主「…ッ…ぐず」
レ「覚悟は出来てんだろうなぁ?」
「ひぃっ!?ご、ごめんなさい!もう近寄ったりしませんから!」
レ「あ?そう簡単に許す訳ねぇだろ、コイツを泣かせたんだ…たっぷりと償ってもらわねぇとなぁ?」
「ひぃっ!!」
主「…レオナ、もう帰ろ」
レ「ああ。テメェは、明日から覚えとけ」
「は、はい!」
はぁ…、同じ男としてレオナ以外の男がダメになりそうだわ(泣)
因みに、こういった事は今回が初めてな訳じゃない。この1ヶ月の間で、今回のも含めると5回以上も俺は経験している
その度に、レオナに助けてもらって…レオナに泣きつくっていうのが恒例になってってる気がしてならない
最初なんか特に大変で、先輩だったんだけどさ…いきなり服を脱がしてくるド変態だった訳よ
レオナが助けてくれたから何もされずに済んだんだけど、もし来るのが遅かったら…(汗)
やべぇ…考えたくもねぇや…。結局、その後はレオナが学園長に報告…その先輩は退学処分となったのだ
これからは、もう容赦なく気を使って退治しようそうしようブチ切れよう
主「レオナ」
レ「何だ」
主「降ろして」
レ「無理だな」
主「…(ギュッ)」
レ「…(すり)」
まぁいいや…、これからはコイツと一緒に居よ。コイツがサボるなら俺もサボる!でも、好きな時に好きな場所へ俺は行くぞ!
それ以来、俺とレオナはほとんどの時間を一緒に過ごす事が多くなり周りでは俺達が『恋人同士』という噂が広まった
レオナはそれを否定する事もなく、俺も特に何も言わなかった。だって、俺に告白してくる奴がかなり減ったからな!
コイツが何も言わないのは、俺の事を考えてくれてるって分かってるし!流石レオナ!俺の最推し!大好き!
そこからまた数ヶ月経った頃、俺らは学年を上がる事なく留年した
いや、まぁ…あんま授業も出てねぇしテストも受けてなかったらそりゃ留年するわな(汗)
主「また一年生からかぁ」
レ「おいナツメ、サボるぞ」
主「ええ〜、今日は入学式だぞ?お前寮長なんだから、出なきゃダメだろ」
レ「ハッ、かったるくてやってられっか」
主「むぅ…」
レ「だったら、俺の代わりに行くか?副寮長どの?」
主「お前が行かないならやだ」
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作者名:抹茶ラテ | 作成日時:2020年6月10日 23時