兄弟至上主義！ (ページ2)

今日:4 hit、昨日:0 hit、合計:2,289 hit

運命のページ2

.

これまでの流れ

寝て起きたらハリポタの世界に転生してた
↓
それから約10年
↓
ホグワーツに入学

転生後の10年間は話すと長くなるので割愛

…と、いうことで

今私はシリウスと共にホグワーツ特急にいる
ってか、コンパートメント空いてねぇ
みんな早すぎ笑うわ

「あ、空いてる！こっちこっち！」

「おう」

誰もいないコンパートメントを見つけて入り
シリウスと向かい合うように座って一息つく

いろいろと、主にホグワーツについて話すこと10分程度コンコンとドアがノックされた

「入ってます」

思わずそう言うとドアの向こうから笑い声が聞こえた
ガラッとドアが開き、いたのはクシャクシャな黒髪の少年____もといジェームズ

「空いてるなら入っていいかい？」

「入りたいなら最高に面白いギャグを言ってもらおうか…」

「悪い、なんでもないんだ。座ってくれ」

するとまたもや彼は笑い声を上げた
笑いの沸点低くない？

「ありがとう！いやー、どこも埋まってね」

「ここに入れて良かったよ」とジェームズが私の隣に座る
おうおう、何座ってんだてめー

脳内でどこぞのヤンキー顔負けないちゃもんをつけて遊んでたら自己紹介が始まった

シリウスとジェームズ。大親友になる2人の出会いに立ち会えるとか、心震えすぎてくしゃみ出そう

「わたっわたっわ…わたあめっ！」

「え？なんて？」

私も名乗ろうと口を開くと本当にくしゃみが出た
流石にちょっと恥ずかしいぞ

「ごめん、くしゃみ出た」

「なんかおかしくなかったかい」

「わたあめってなんだ」

私って言いたかったんだよ
早めに忘れて

…全然話変えるけど、ハリー達もジェームズ達もホグワーツ特急で出会ってずっと友人でいるのってすごくない？
私そんな友達いたことない。…友達いなかったわ
……やっぱり、

「運命の出会いってやつかなぁ」

「君と僕が？」

「………は？」

「真顔！？」

.