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音也「なんでここにAちゃんがいるのー？！ 俺とうとう幻覚見えちゃってる？！」
A「驚かせちゃってごめんなさい！私…「俺だ」
音也「え？？」
玄関から真斗くんの声が聞こえ、私と一十木くんは真斗くんの方を向いた。
真斗「俺がここに来てもらうようお願いした」
音也「？！ちょっ！まさ？！それってどういうこと？？！」
真斗「ちょっと話したいことがあってな」
音也「そうだったんだ…」
真斗「一十木もうそろそろレコーディングに行く時間じゃないか？」
音也「今はそれどころじゃ…！」
A「レコーディングか〜！ 一十木くん頑張ってね！！」
音也「う、うん…」
そういって渋々一十木くんはレコーディングに行った。
A「その、話って何かありましたか…？」
真斗「あのだな…ちあきさんのことで聞きたいことがあったんだ」
A「お姉ちゃんですか？」
真斗「ああ。あの日以降ちあきさんと連絡を取っていたんだが、最近今の彼氏のことで相談をされたんだ」
A「…和也くんのことですよね…」
真斗「知っているのだな」
A「はい…浮気を繰り返し、全くお姉ちゃんのことを大事にしているようには見えない、そんな彼氏ですけど」
真斗「まさにその話を聞いたよ。でもちあきさんは今でもずっと彼氏のことが好きなのだろう？」
A「はい…今でもお姉ちゃんは何で急にそんなことをしだしたのか分かっていなくて、自分が何かしちゃったんじゃないかって思ってるんです。確かに、昔は和也くんはそんな人じゃありませんでした。とても優しくて、お姉ちゃんが1番で、妹の私にまで気を使ってくれて…」
真斗「そうか。俺はどうしたらいいのだろうか…」
A「お姉ちゃんのことが好きなんですか？」
真斗「好きだ///サイン会のあの日から俺はずっと1日たりともちあきさんを忘れた日なんて無い」
A「そうなんですね(ニコッ)お姉ちゃんを救ってあげて欲しいです」
真斗「救う…？」
A「私は今のままではお姉ちゃんずっと次に進めないままになっちゃうと思うんです」
真斗「しかし、ちあきさんは今でも彼氏が好きなんじゃ…」
A「お姉ちゃんはそう言っていますが、私からみたら頑張って自分に言い聞かせているようにしか見えないんです。それに、真斗くんといるお姉ちゃんの方がとっても楽しそうです！」
真斗「そうか////」
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作者名：きのこ | 作成日時：2022年10月1日 0時
