点滴。 ページ5
「…?Aちゃん?」
北村先生の声…?
「んぅ…せんせ…?」
「うん、せんせ」←
目を開けると白い天井。と北村先生。
「お疲れ様、終わったよ」
「え、全然痛くなかったよ…?」
「ずっと寝てたからね、笑」
早起きしたからかな…
「じゃあご褒美あげちゃう♪」
ぎゅううううう とハグをしてきた。
「ちょ//せんせ?!」
「ご褒美ご褒美♪」
余計熱上がりますよ、先生。
熱冷ましを貰った私は、柊生くん達の病室へ行くことにした。
215号室。4人部屋なのに2人しか居なかった。
ノックをするとすぐ返事があった。
「こんにちわー。私です、Aでーす。」
「あはは、入りなよ、笑」
部屋に入ると龍二くんが迎えてくれた。
柊生くんは…すっごい可愛い寝顔でぐっすり眠ってました.
「大丈夫だった?」
「あ、はい、点滴をしてきたんで少しましになってます」
「そっか、って事は匠海だったんだ、」
「はい、優しい先生でした♪」
「ご褒美…何してもらったの?」
言っても良いんだよね…?
「ハグ ですね…笑」
「そうなんだ、ハグ…俺もしていい?」
ん?今何て…
返事をする前に私は抱きしめられた。
「龍二くん?!」
私は離れて、
「っと…ごめん…そろそろ帰るね…」
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作者名:栞菜 | 作成日時:2014年7月28日 10時