第四幕 鮫と犬 ページ1
塔子「・・・・お前、いいやつなんだな」
相手の女が微笑んで言った一言に、俺は呆けた顔になって、
鮫牙「は？」
思わず、そんな声が出た。
(この女、思いもしなかった事態に遂に狂ったか。)
と俺は、一瞬思ったが、
鮫牙「！！」
俺は、目の前にいる女を見て気付く。
(この女、真面目に言っていやがる。)
女の目は、狂ったようでもなければ、光もないような目ではなく、ちゃんとした、真っ直ぐとした目をしていた。
そして、女は、
塔子「お前、不器用なんだな？演技がバレバレだ」
といたずらげに笑いかけた。
鮫牙「なっ！え、演技じゃねぇ！」
俺は、女の言葉をかきけす。
すると、女は、
塔子「円堂達が言っていた。「立向居は、命を狙われている」って。お前は、立向居を助けるために、仲間になれって、言ったんじゃないのか？」
と俺の目を見て、言ってきた。そんな女の言葉に俺は、
鮫牙「そ・・・・それは・・・・」
思わず、絶句した。
否定できなかった。
何故なら、女の言っていることは、嘘ではないのだから。
────────────
実は、俺がまだあの人から力を与えられる前。
俺は一人の落ちこぼれな生狩人だった。もともと、不器用で人間の魂をあと一歩のところで狩れていなかった。
朱毒も、人間の魂を狩ることに抵抗を感じて、なかなか魂を狩れてなかった。
忠晴も、そうだった。忠晴も運動が苦手では無かったものの、何故か、魂を狩れてない落ちこぼれ生狩人だった。
俺達は、そんな共通点もあってか、落ちこぼれ同士、よく話したりもした。「鮫牙さん、鮫牙さん」とついてくる、忠晴は俺にとっていつしか本当の弟のような存在となっていった。
そんな忠晴が、凜龍に目を付けられ、共に人間界に行ってしまったのは二ヶ月前のことだ。
忠晴は、戦いは優れていなかったものの、嗅覚だけは他の生狩人にも負けないほど、優れていた。だから、人探しは忠晴の得意分野だった。
凜龍は、忠晴を人探しのために、同行させたのだった。
俺達は、少し不安だったが、あの凜龍がいるからと、忠晴は無事に帰ってくるものだと思った。
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柊 - あのシーンは個人的に萌えた>///< ヒカリが恋しい。トウコ(BW主人公)が恋しいぃぃぃぃぃぃぃいぃぃぃぃぃぃい(((ry (2011年4月8日 17時) (
レス) id: 1585bac3e1 (このIDを非表示/違反報告)
メグ - デントが小次郎に助けてもらってた時うそっ！！って思ったｗｗｗ (2011年4月8日 12時) (レス) id: 5d0d15e6a7 (このIDを非表示/違反報告)
柊 - 感想。5分以内に。 (2011年4月7日 23時) (レス) id: 1585bac3e1 (このIDを非表示/違反報告)
メグ - デント〜〜〜〜〜〜〜〜今ポケ見てますた（＾P＾）あ、堕ちる (2011年4月7日 23時) (レス) id: 5d0d15e6a7 (このIDを非表示/違反報告)
柊 - デントのたくましさで泣き。イナイレが終わると言う地獄に襲われ……。 あぁ、もう、ダークエンジェルの話、クロスファイヤキャッフイ^q^ (2011年4月7日 23時) (レス) id: 1585bac3e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ツカサ
