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「稜くん、紅茶かコーヒーどっちがいい?」
少し経つと渇いてきた喉に何か飲み物を作ろうと立ち上がった腕をガッと掴まれる
『俺が淹れてくる』
「ありがとう、」
『ん』
本当に今日は何から何まで彼がやってくれる。
1日の終わり、お風呂から上がってドライヤーをかけようとすると奪われて今に至る
「稜くんー」
『なんですかー』
髪の毛を乾かすためにわさわさと動かす彼の手が心地いい
「だいすきー」
『えー?』
「だーいーすーきー」
『ふふふ、聞こえなーい』
ワザとらしくおちょけた声を出す稜くんが面白い
『はい、終わった』
「ありがとう」
『いえいえ』
鏡越しに合う視線に稜くんは照れたように笑って目をそらす
『A』
「ん?」
『振り向いて』
「なに、んっ」
離れた彼の顔は少し悪そうに笑っている
『…ほんと、誕生日おめでとう。大好き』
最高の誕生日は最高に甘かった。
.甘い誕生日
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○○(プロフ) - あっちゃんさん» ありがとうございます。頑張らせていただきます! (2018年7月28日 22時) (レス) id: bc97300b24 (このIDを非表示/違反報告)
あっちゃん(プロフ) - 作者さんの小説大好きです!これからも応援してます! (2018年7月28日 20時) (レス) id: a151bbb754 (このIDを非表示/違反報告)
○○(プロフ) - ネオンガールさん» ありがとうございます!嬉しいです。頑張らせて頂きます! (2018年3月20日 9時) (レス) id: bc97300b24 (このIDを非表示/違反報告)
ネオンガール(プロフ) - たくちゃんのプロポーズのお話泣きそうになりました…。更新待ってます!頑張ってください:-) (2018年3月19日 22時) (レス) id: d6341b5934 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:.C | 作成日時:2017年12月23日 22時