恋して、2

はぴば ページ28

．2






なんて誕生日。






仕事を終えてへろへろになって帰る。仕事が入ったせいで今日は彼とは会えない。会う予定だったのに。誕生日に会えないって案外悲しい。



まぁ、でも彼も仕事だったししょうがないか…








「ただいまぁ……」



異変に気がついて30秒。朝まで記憶を遡る。









朝、廊下の電気付けっぱなしで出て行ったけ









…いや、朝は電気つけてない。変な汗が背中を伝う。





……泥棒？









『あ、遅かったね』
「わぁぁ！？って、、海くん、、？」









海くんだとわかった途端安心してへなへなとその場にしゃがみ込む。









「びっくりしたぁ…」
『なんかごめん、笑』









海くんは私の目の前でしゃがむと私の体を抱き締める









『おかえり。お仕事お疲れ様。あと、お誕生日。おめでとう』









嬉しくて、彼の胸にさらに顔を疼くめる









「嬉しい大好き」
『んふふ』









海くんは嬉しそうに笑う









『あ、Aのためにご飯つくったから』
「うっそ…」
『ちょっと食べてみて』









リビングに連れて行かれると可愛く盛り付けられたサラダとオムライス









オムライスにはケッチャップで"はぴば♡"と書いてある









「超嬉しい…」
『幸せ？』
「…うん、超幸せ」







海くんも嬉しそうに笑う









『A』
「ん？」









『来年も、俺に祝わせてね』









．はぴば

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