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「よっ」
「え…海!」
「元気にしてた?」
「元気すぎて昨日も拓弥と喧嘩した…」
「あはは、変わってないね」









そう笑う海の笑顔も変わってない









久しぶりに地元に帰ってきた海と一緒に拓弥と3人でお酒を飲んだ。この日は楽しくてちょっと飲み過ぎた。








「…んー…たくちゃ…」
「拓ちゃんって呼ばせてるの?」
『…こいつが勝手に呼んでんの』
「へぇ」
『その顔やめろ…』
「ふぅん…」
『ばっ!ニヤニヤすんな!』








ぼんやりと眺めた会話





その後は眠っちゃって記憶が無いけど。その日帰ってからプロポーズされた。





『…世界で1番大切にさせて』









あれから半年、私は白いドレスに身を包んでいる。






『…そそる』
「は?」









ドレスに着替えた私をみて拓弥が1番最初に言った言葉






『嬉しいんだよ』









照れたように笑う拓弥に少し胸がときめいた。









「あのね、拓弥」
『ん?』
「…いつ言おうか悩んでたんだけど」
『うん』
「たくちゃん、お父さんになるよ」
『…え?』









ドレスで膨らんだお腹に軽く手を当てる









「……新しい命がここにいるんだって」





拓弥の表情は、複雑に変わって、最後は泣きながら笑って









『…世界で1番大切なものが増えた』









優しく抱きしめてくれる腕を抱き返す。









「ずーっと、大切にしてね」
『当たり前、ずーっと、一生。お前と、この子を大切にする』









.大切なもの

優しい彼→←大切なもの



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○○(プロフ) - あっちゃんさん» ありがとうございます。頑張らせていただきます! (2018年7月28日 22時) (レス) id: bc97300b24 (このIDを非表示/違反報告)
あっちゃん(プロフ) - 作者さんの小説大好きです!これからも応援してます! (2018年7月28日 20時) (レス) id: a151bbb754 (このIDを非表示/違反報告)
○○(プロフ) - ネオンガールさん» ありがとうございます!嬉しいです。頑張らせて頂きます! (2018年3月20日 9時) (レス) id: bc97300b24 (このIDを非表示/違反報告)
ネオンガール(プロフ) - たくちゃんのプロポーズのお話泣きそうになりました…。更新待ってます!頑張ってください:-) (2018年3月19日 22時) (レス) id: d6341b5934 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:.C | 作成日時:2017年12月23日 22時

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