禁断の恋？ ページ22
．7
「ねぇさ、なんで先生と生徒って禁断の恋愛なの？」
俺の目の前に座るAは突然変なことを言い出す。
『なんやそれ』
「だってさ、年の差カップルとかこの世にいっぱいいるじゃん」
『そんなに小笠原と付き合いたいん？』
「いや？ただ、気になっただけだってば」
Aは不機嫌そうに俺を睨むと開いた扉の音にパッと前を向く。
「先生おはよ」
「はい。おはよう」
ついでに俺にも向ける笑顔がウザったい
「松尾もおはよう」
『…おはようございます』
「先生」
俺はその響きが大っ嫌いや。だって、
「ん？」
「明日試合観に来てくれるんですか？」
Aの好きな人やから
「多分。予定ないはずだから行くよ」
「ほんと！やった！太陽！」
ほんっまにAはわかりやすい
「太陽、明日は勝たないとだね」
『せやな』
小笠原は俺らの様子を見ると少し笑ってすぐに視線を外す。
…あれもウザったい。小笠原は絶対、Aが小笠原のことを好きだって気付いてる。
絶対小笠原って彼女何人もおって、何人か泣かせてるタイプ。
と、好きな子の気持ちを小笠原に取られた男子の間では噂されてる。
まぁ大抵嘘やろうけど。にしても、気に食わん。Aの気持ちを弄んでるんじゃないかって勝手に思って勝手に苛つく。やっぱり気に食わん。
「そういえば太陽聞いた？」
『…なに』
部活が始まる前ストレッチをしていた俺の横に座ったAは嬉しそうに口角を上げる
「小笠原先生、結婚するんだって」
…
『…は？』
「皆には月曜に言うらしいんだけど、教えてもらっちゃった」
Aはふざけたようにちょっと舌をだして、また嬉しそうに笑う。
『…A』
「ん？」
『平気、なん？』
「え？どういうこと？」
『……小笠原結婚って』
「嬉しいことじゃん」
当たり前のように言うAに逆に俺が慌てる
『え？好きなんやろ？』
「またそれ？だから…何回言ったらわかるわけ？違うって」
『……え、ほんまに？』
「嘘なんかつかないよ」
「それとも、信じられないなら好きな人の名前でも言えばいい？」
ポカンとしてる俺のおでこに人差し指で触れたAは
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○○(プロフ) - あっちゃんさん» ありがとうございます。頑張らせていただきます！ (2018年7月28日 22時) (
レス) id: bc97300b24 (このIDを非表示/違反報告)
あっちゃん(プロフ) - 作者さんの小説大好きです！これからも応援してます！ (2018年7月28日 20時) (レス) id: a151bbb754 (このIDを非表示/違反報告)
○○(プロフ) - ネオンガールさん» ありがとうございます！嬉しいです。頑張らせて頂きます！ (2018年3月20日 9時) (レス) id: bc97300b24 (このIDを非表示/違反報告)
ネオンガール(プロフ) - たくちゃんのプロポーズのお話泣きそうになりました…。更新待ってます！頑張ってください:-) (2018年3月19日 22時) (レス) id: d6341b5934 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：．C | 作成日時：2017年12月23日 22時
