大好き ページ20
．2
「かーいくん」
『おはよ』
「…好き」
『まーたそれ笑』
朝並びながら歩く。私よりはるかに背が高いかいくんを見上げる。
真っ直ぐ前を見つめる顔
「……えっ、かっこいい。好き」
『え？何が？』
斜め下の角度もいいけど、
「……好きしか出てこない」
驚いたように私を見る顔も好き。
かいくんは困ったように笑うと私の右手を握る。
余裕そうにするのも、好き。
「ねーかいくん」
『なーんですか』
「…昨日家の前で別れたとき最後にこってしたでしょ？」
『んーしたね』
「あれ、すっごい好きってなった」
『…ん』
本当は照れてるクセに余裕そうに笑うその表情だって大好き。
「かいくん、照れてるでしょ」
『はー？照れてませーん』
「バレてますよー！」
『いや違う違う』
「素直に認めなさい！」
びしっと顔を指差すとくしゃっと笑う、その笑顔も好き
『じゃあ』
笑顔のままかいくんはぐっと顔を私の顔に…近づけて……
「か、かいくん？」
『…この距離で俺のこと好きって言ったら照れてるってことにしてあげる』
あと少し、あと少しでも動けば唇がぶつかってしまいそうなぐらい近い距離。
キスのお預けくらってる気分、ドキドキが止まらない。
「……す、」
『ん？』
「す……」
かいくんの吐息が顔にかかってさらにドキドキが増す。
「すっ…………！」
「っ！」
『ふっ！なんて顔してんだよ』
かいくんはまた私の右手をとって歩き出す
「…キスしちゃうのズルくない？」
『で、そんなズルい俺が？』
「…………好き」
．大好き
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○○(プロフ) - あっちゃんさん» ありがとうございます。頑張らせていただきます！ (2018年7月28日 22時) (
レス) id: bc97300b24 (このIDを非表示/違反報告)
あっちゃん(プロフ) - 作者さんの小説大好きです！これからも応援してます！ (2018年7月28日 20時) (レス) id: a151bbb754 (このIDを非表示/違反報告)
○○(プロフ) - ネオンガールさん» ありがとうございます！嬉しいです。頑張らせて頂きます！ (2018年3月20日 9時) (レス) id: bc97300b24 (このIDを非表示/違反報告)
ネオンガール(プロフ) - たくちゃんのプロポーズのお話泣きそうになりました…。更新待ってます！頑張ってください:-) (2018年3月19日 22時) (レス) id: d6341b5934 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：．C | 作成日時：2017年12月23日 22時
