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ったく、モリさんに捕まってる間に案の定Aちゃんはどこかに行ってる。
服だらけの店内は見通しも悪いしこれ、探すの大変だな。







と思ってる端から見つけた。見つけたけど……








「…モリさん、何やってんだよ…」







何故かAちゃんの隣にはモリさん
なんで。
モリさん、なんも言ってねぇよな……
モリさんが離れていくのを見計らってAちゃんのほうに歩いていく







「なんか、いいのあった?」
「あ、はい、何個か」






Aちゃんの手元にはネックレスが1個
確か、先週入荷したやつ。






「それ、いいよね」





Aちゃんの手元を指さす




「はい、可愛いなって思って…」
「ちょっと貸して」








Aちゃんの手からネックレスを取ってそっとつける。
っわカップル感





「うん。いいじゃん、似合ってる」






目の前の鏡にうつるAちゃんは少し頬を赤くして頷く






「モリさん、これちょうだい」
「はいはい〜」
「あ、」





慌てて外そうとするAちゃん







「あ、いいよそのままで」

モリさんはニコニコと笑いながら俺に電卓を向ける






「ん」
「はい、ちょうど」
「先輩、自分で払います!」
「いいよ。慰めの分ってことにしといて」






そう言うとAちゃんはありがとうございますって顔を下げる。
めちゃくちゃ可愛い。
あー、、、









パチン!









急にした音にモリさんを見る。何この人は嬉しそうに指パッチンしてるんだ?


………やめろよ、変なこと言うなよ









明らかに閃いたって顔してるモリさんを少し睨む
ぜってぇモリさん変なこと考えてる。









「…たく、かっこい〜!」







捻り出した結果、それかよ

Aちゃんと顔を見合わせて笑う








「なにそれ。ありがとうモリさん」
「おう」









モリさんに手を振って2人で店を出る。







.→←▽



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作者名:.C | 作成日時:2017年7月17日 14時

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