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草川先輩はモリさんのほうへ行くと何やらヒソヒソと話している。
気になるけど、それよりもこの服の山が気になる。

凄い量の服……





どうやら古着屋さんのようで色んな服が並んでいる。一つの系統に囚われてない感じが、




「なんか、草川先輩って感じ」




似合ってればなんでもいいって言葉はきっと草川先輩自身が大事にしているんだろうなぁ
服の間を歩きながら考える。





ちょっと奥の方に歩くと小さな鏡台の上に綺麗なネックレスや指輪が飾られていた。







「わぁ…」






小さなカラフルな石を合わせたチャームのついたネックレスに目を奪われる。
目立ちすぎなくてさり気ない感じが可愛い……








「それ、いいでしょ」




「っ!あ、、はい、」






心臓が、飛び出るかと思った…
気づいたら隣にはモリさんが立っていて嬉しそうに笑ってる。






「今日はたくとデート?」
「あ、いや」





デート……ではないよね?





「あれ、違うの?」
「うーん、デートではないと思います」
「そっか。惜しかった」




何が惜しかったんだろ…




「そういえばねたく、ここに誰か連れてきたの弟くん以外で君が初めてなんだよ」








「え?そうなんですか?」

「そう、だから彼女かと思ったんだけど」







そこまで言うとモリさんはにこっと笑う








「ま、でも楽しんでって」
「あ、ありがとうございます!」





▽→←.



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作者名:.C | 作成日時:2017年7月17日 14時

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