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信号待ちで赤色の人間をじっと見つめていると先輩に肩を叩かれる
「あのお店」
「どれですか?」
「あのちょっと古めかしいの」
どうやら先輩は曲がり角の向こうのお店を指さしてるみたいだけど、
角の電信柱で上手く見えない。
「電信柱が……」
「どう?みえる?」
「みえ、ました」
心臓の音がうるさい。目の前の道路を駆け抜けて行く車の音なんかよりもはるかに大きく聞こえる。
肩を、抱きしめられてる?いや、抱き寄せられてる?背中に感じるのは草川先輩の体温ですぐ後ろに草川先輩の体があるのかと思うとふらふらする。
「店主のおじさんが面白いんだ」
青になった信号と同時にくすっと笑う。
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作者名:.C | 作成日時:2017年7月17日 14時