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「A、ちゃん」

海が驚いたように振り向く









「………今の本当なんですか?」






さっきよりも小さな声に2人で顔を見合わせて困惑する。







海の顔に、どうしよう、って書いてある

けど、多分俺の顔にも、どうしよう、って書いてある。









「……まぁ」









俺の単純すぎる思考が下した答え




それに驚いたように目を見開く海









「……かもって話やけどな」



「そうなんですか、」









しょんぼりしたように笑うAちゃんに申し訳なくなる。


けど、ここで多分俺らが 嘘 をつけば、









「あ、先輩これ」

「どうしたん?」

「夏休みのお礼。本当にありがとうございました。」

「わざわざええのに」

「いえ、」








そういえば制服姿のAちゃん







「…今日から学校か」

「はい。また学校です」

「そっか、お茶飲んでく?」

「あ、いえ。今日は帰ります。」








そりゃそうだよな。









「ん。わかった」


「じゃあ、さよなら」







「ばいばい」
「ばいばーい」









ピシャっと閉まる扉に

2人でまた顔を見合わせる。









「……晃一、どういうつもり?」

「俺の…めちゃくちゃ俺の勘やけど、」









「多分、Aちゃんって______」









▽→←.



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作者名:.C | 作成日時:2017年7月17日 14時

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