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「ひっっっっ?!」







叫ぼうとするのと同時に口を手で塞がれる。まって!?息できない!?







「…久しぶり、てか前会ったけど」




もう一度耳元で聞こえた声にはっと振り返る。





「か、海先輩!」
「やっほ」
「何してるんですか!?」
「何って…お祭り来てるんだけど…」






あ、そりゃそうか。うん。






「佑亮こそ、何してたの?」
「迷子になったんで、Aと匠海探してたら、あれ、見ちゃいました」
「迷子…」
「なっ……笑わないでください!」
「あはは、かわってなさすぎ」







海先輩は腹を抱えて笑う。むっ…。







「ま、じゃあとりあえず戻ろうか」
「はい…って、ん?」
「おーい、Aちゃーん」





僕の手を引いて木から飛び出していく先輩





「ゆ、うすけ!?」





やっばい、匠海もAも目玉落ちそう。







「海先輩も…」
「迷子の佑亮くんに会ったから。ついでにAちゃんに会いたいなって思って」






相変わらずのキザな笑顔でAに笑いかける。








「あ、そういえば拓弥みなかった?」
「あ、草川先輩にならさっき会いましたよ」
「まじ?一歩遅かったか…」
「はぐれたんですか?」
「ん?」









Aの顔をみてニコっと微笑むと海先輩は僕の肩を掴む









「佑亮と一緒で、迷子」








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作者名:.C | 作成日時:2017年6月19日 11時

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