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「誰か、図書委員やってくれる人、いるか?」






私はどこまで執着するのかな。








「あ、やります」
「お、北川やってくれるか」





じゃああともう1人……呟いた先生の声に後ろから誰かが反応した。







「じゃあ僕。やります。」
「北村か。よし、ありがとう」
「北村くん、よろしくね」
「こちらこそ」









久しぶりにきた図書室。静けさも独特のにおいも変わってない。そりゃそうか。
ただ変わったのは。

そこに草川先輩がいない、ってことと。代わりに…






「図書室久しぶりに来た…」






北村くんがいるってことだけ。








「私も」
「いつぶり?」
「んー去年の年末かな」
「結構最近だね」
「うん、」






驚いたようにこちらをみる北村くんに少し笑って手元の引き出しを開ける。








「……」







そこには、仕事の一覧について書かれたメモが1枚。




「仕事の、一覧?」







まだ好きだということを実感するのはこういうときなのかな。


「誰が書いたんだろう。優しいね」









………草川先輩。









.→←▽



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作者名:.C | 作成日時:2017年6月19日 11時

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