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「……ふぅ…」



湯船に鼻の下までズブズブと潜る。触れられた唇の感触が忘れられない。
一瞬触れた後に離れていく佑亮の顔は、大人だった。


「なんか置いてかれたみたい」


佑亮だけ、大人になっていく。そんな気がした。
佑亮が私が小笠原先輩を好きだと勘違いしているのは、小笠原先輩がいつも草川先輩といるからだと思う。







「わかった…海先輩だ!」

自慢げに言う佑亮に私は訂正もせずどうだろうと笑った。のがいけなかった。
勘違いをしたままずるずると今日まで嘘をついてきた。
なかなか素直になるっていうのは難しい。今さら…なんて感情が渦巻く。








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作者名:.C | 作成日時:2017年6月19日 11時

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