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「あっまた!1口って言ったじゃん!」
「僕のもう1口あげるから!許して!」
「え〜」
「はーい。あーん。」
「なんであーんなの…」
……理解できない。
「やっほ〜」
ここで声をかける海も海で、相当肝が据わっていると思う。
びくっと肩を震わせたAちゃんは目を見開いて振り返る。佑亮はといえばさらに笑顔を輝かせてこんにちはと笑った。
「佑亮とAちゃんもアイスか〜。やっぱり食べたくなるよね」
「暑いですもん」
「俺たちここ最近ずっとここのアイス屋寄ってるんだ」
どうでもいい俺たちの話をニコニコと話ながら隣のベンチに腰掛ける海の隣に俺も静かに腰掛ける。陽射しであたためられたベンチは暑さを倍増させる。
「ここのアイス、美味しいですもんね」
ただの幼馴染の先輩でしかない俺たちに物怖じしないあの子は凄いと思う。
やっぱ、コイツら肝が据わってる。
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作者名:.C | 作成日時:2017年6月19日 11時