ムカつくあいつに打ち勝ちたい (ページ8)

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成果ページ8

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あの悲しい出来事から八日が経った

今日も今日とて怒号が飛ぶ

「そこ！
だから、覗き込むなら服にも注意しろって言ってるだろ！！」

ゴムボーム的なものを俺の真下に投げつけてくる

ことある事に場所がバレて怒られ注意されるが、これで幹部に聞こえてないのおかしいやろ...！
お前こそバレるぞ！！

そんなことを思っていたらトントンがやってきた
目の前にはあいつンとこの副隊長

「あれ？ゾムは？」

「...もう来ると思う」

「ちゃんと連れてきてくれ...」

「はいはい、先に行っといて」

トントンが移動したので副隊長が動こうとしたら、あいつから静止の合図が飛んできた

「...今から幹部の会議だから、戻って残ってる奴らの様子見といてくれ」

「御意」

二人で訓練場に戻ろうとしたらあいつと副隊長から驚きの声が上がった

「ゾム......お前は参加しろ？」

「あっ、そっか」

俺も幹部でしたね

降りようとしたらまたも静止の合図

「あれ？ゾムは？」

「それさっきトントンにも言われたんだけど、セットだと思うなよ？」

「いやー、そんなイメージあるからさぁ～」

シャオロンてめぇ...
覚えとけよ...

「訓練場に誘いに行ったらおらんかったからさ」

と、話しだしたらあいつが不敵な笑みを浮かべながらこっちを見てきた

しゃーなし下に降りると｢うおっ｣と短く驚きの声が上がった

「ビッックリしたぁ...
え、いつからおったん？」

「さぁ？いつからだろうな？
行くぞ、遅れたらトントンに怒られる」

シャオロンが驚いているのを他所に、楽しそうに笑っている

珍しいこともあるもんや、と返事しながら顔を覗き込むと

「...なんだよ」

ニヤついてたあいつは、しかめっ面に戻って小突いてきた

......あいつがあんな顔してんの初めて見たかもしれん

──※──※──※──

「ゾムさんどこですかー！？」

「なんやチーノ、ゾム探してんのか」

「シャオさん！
どこにいるか知ってはります！？」

「ココー」

天井から降りるとチーノが声を上げる。
それを見てシャオロンは笑ってるけど、お前も大概ビビってたぞと言ってやりたい。