百二十七。身に覚えのない【翔】 ページ7
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最近は、米国支社との重要なやり取りが続いていて
夜遅くまで会社に残る事が多い。
『部長、そろそろ上がります？』
こういう時の居残りは、大抵が独身組で。
「ああ、この返信だけ返したら上がるわ」
「先に帰って良いよ」
“すみません、お先です”
週始めからこんな時間まで残らせるのは、やはり可哀想だから。
後輩を先に帰し、残ったメールを全て片付ける。
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「よし、帰るか」
なんとか切り上げて、すっかり人気のなくなった会社を後にして。
腕時計に目をやると、時刻は22時を過ぎたところ。
ここからの悩みどころは
自宅に帰るか、Aの家に行くかだ。
この頃は、Aの負担を考えて
平日の夜に会う場合は、俺が彼女の家に行くようにしている。
今日は、特に会いに行く連絡はしてないけど
やっぱり疲れてると、少しでも彼女の顔を見たいというのが本音で。
自然と代官山に足が向いてしまう。
もう少し早い時間なら、先にAの家に帰るところだけど。
今日はそろそろ彼女も上がる時間だから、いつものガードレールそばで待機する。
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少しして、Aの店の方向から話し声が聞こえてきて。
時間的に最後の客かな？と思い
彼女に連絡してみようと、ケータイを取り出した。
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『_______おい！』
すると突然、前方から男性らしき大きな声が聞こえてきて
驚いて顔を上げる
『テメエ！本気だっつったよな！？』
________え？
気付いた時には、ソイツに勢い良く胸倉を掴まれて
手に持っていたケータイを地面に落としてしまった
あれ？コイツ_______
『…っはぁ、ちょっと大ちゃん、どうしたの？落ち着いて！』
えらい剣幕で俺の胸倉を掴みにかかって来てるコイツを、何やらもう一人の男が止めに入って来たけど
コイツはその男に構う事なく、俺にガンを飛ばす
『あの時俺に本気だっつったのは、嘘だったのかよ！』
…は？
『Aの事、弄んでんじゃねえよ！』
身に覚えのない言われように、つい頭に来るけど
ここはグッと堪えて、冷静に言葉を返す
「キミの言いたい事が、イマイチ分かりかねるんだけど」
「何が言いたいの？」
俺がそう言うと、このAの幼馴染は
思い掛け無い言葉を口にした
『とぼけんなよ！』
『金曜の夜、銀座で抱き合ってたあの女は何なんだよ！』
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ティファニー(プロフ) - 琴乃さん» ありがとうございます。少しずつの更新ですが、よろしくお願いします。 (2021年5月23日 1時) (
レス) id: 0bbd7566ad (このIDを非表示/違反報告)
ティファニー(プロフ) - ぴぃさん» はじめまして、嬉しいお言葉ありがとうございます。私も、どちらかと言うと俺様な彼より甘くてやさしい彼が好きです。また宜しければ覗きに来てくださいね。 (2021年5月23日 1時) (レス) id: 0bbd7566ad (このIDを非表示/違反報告)
ティファニー(プロフ) - ゆり:)さん» もう本当に当初から、ずっと応援頂き恐縮です…温かいお言葉、ありがとうございます。嬉しいです。ノロノロは相変わらずですが、また書いて行こうと思いますので、よろしくお願いします。 (2021年5月23日 1時) (レス) id: 0bbd7566ad (このIDを非表示/違反報告)
ティファニー(プロフ) - まいさん» 嬉しいお言葉、本当にありがとうございます。返信も遅くなってごめんなさい。また書き始めたいと思うので、ぜひ今後もよろしくお願いします。 (2021年5月23日 1時) (レス) id: 0bbd7566ad (このIDを非表示/違反報告)
ティファニー(プロフ) - miihooさん» はじめまして、メッセージありがとうございます。嵐さんのお休み中に、少しでも癒しの力となれればと…よろしくお願いします。 (2021年5月23日 1時) (レス) id: 0bbd7566ad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ティファニー | 作成日時：2015年6月5日 16時
