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めちゃくちゃ恥ずかしくて照史の方が見れなくて。
…勇気を出してギュッと強く握った照史の手。
一瞬視線を感じたけど…見れるわけない。
どんな顔で見られてるのか、怖くて。
段々強くなる握る力。
そんな私に照史は少し笑みをこぼして…
「っ、」
また、力強く握り返してくれた。
や、やばい。なにこれ。
ドキドキして、キュンキュンして一瞬にして何にも考えらんなくなる。
ニヤける口元を必死に抑えて下を向く。
わかってる。ただの友達。
ただの部員とマネージャー。
わかってるんだけど…こんなの、期待しちゃう、じゃん。
『はい、修学旅行生集合ー！』
「あ、集合かかった…」
スタッフさんの声に照史の手を解いて行こうとしたら後ろから手を引かれる。
よろけた私の腰に腕を回して支えると…
照史「…今日の夜ってさ、予定ある？」
「え？いや…別に…」
照史「…10時に1136室」
「え…」
照史「…待っとるから。」
そう言ってスタッフさんのとこまで走っていった。
…なに、今の。
囁かれた耳が熱くて溶けそうで。
10時に1136室。
照史の声で何度もリピートされる言葉。
これって…来いってこと？
え…なに、それ。
これって期待してもいいやつ？
凛「ええやつや。」
「やんなぁ！？えっ、えっ、どうしよぉ！！」
雛美「そんなん行くしかないやんか！あ、メイクとかしやんと！」
午後9時30分。
オロオロしてる私に同室の2人は興奮気味に私を鏡の前に座らせた。
午後9時50分。
雛美「よし、完成。かわええわぁ。Aちゃん。」
鏡の中の自分は…まるで別人になってた。
凛「あー、Aも彼氏持ちかぁ。重岡と付き合う思っててんけどなぁ。」
「は？重岡はないよ(笑)てかまだ分からへんから！」
雛美「でも修学旅行の日に呼び出し、とか絶対そうやんなぁ！」
「ふふ、そうかなぁ。」
そう。自分でそんなこと言うたりしてるけど、実はめちゃくちゃ期待してる。
そりゃ、1年前から好きだった照史。
その照史ともしかしたら…があるんやから。
呼び出しを受けた時から気が気じゃなくて全然集中できひんくて。
午後9時55分。
凛「いってらー」
雛美「Aちゃん、頑張って！」
大好きな2人の友達からの声援を背中で聞きながら912の部屋を出た。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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れもんてぃー(プロフ) - Aさん» ありがたいお言葉...Aさんのように楽しみにしてくださる方がいたら私自身も執筆の意欲が湧きます！ありがとうございます！これからも応援よろしくお願いします！ (2019年10月19日 1時) (
レス) id: 95a666bd2e (このIDを非表示/違反報告)
A - れもんてぃーさん、、、めっっっちゃ面白いです！！！本当に止まらなくて！大変かもしれませんがとってもとっても続きが見たいです！楽しみに待ってますので、更新頑張ってください！！ (2019年10月15日 22時) (レス) id: fe81496d1f (このIDを非表示/違反報告)
れもんてぃー(プロフ) - イエーイさん» ほんとですか？めちゃめちゃ嬉しいです、ありがとうございます(；；)頑張るので応援よろしくお願いします！ (2019年8月19日 21時) (レス) id: 95a666bd2e (このIDを非表示/違反報告)
イエーイ - ちょー良かったです！今まで読んだ中で､一番ドキドキしました♪更新これからも頑張ってください！ (2019年8月19日 17時) (レス) id: c1b6ca1cde (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れもんてぃー | 作成日時：2019年8月4日 21時
