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大毅「…なぁ、」
「無理。」
大毅「は！？まだ何も言うてへんやんか！」
「映画行こうとか言うんやろ？無理。」
大毅「映画ちゃう。水族館。」
「行かへん。」
大毅「なんでーや！ええやんか！」
「部活ある。」
大毅「部活ない日でええから。」
「バイトある。」
大毅「バイトない日でええからぁ。」
「もーしつこい！」
ええやんか別にーと口を尖らせながら同じクラスの重岡はお弁当を食べてる私の上にのしかかってくる。
重い！食べられへんやんか！
私はこいつになんかした覚えなんて全くないねんけど…
大毅「怒っとる顔も可愛ええなぁ。好きやで。」
何故か好かれてる。
この誘いも告白も、もう数えたらキリがないほどされてて。
こっちは好きでもなんでもないのに。
ウザイでしょ？鬱陶しいでしょ？
これが毎日続いてんだよ？ほんっまありえん。
始業式の日、たまたま隣の席になった重岡。
その時私は間違えて重岡の席に座ってて。
____
大毅『そこ、俺の席やねんけど』
新学期、友達と話してた時、上からそんな声が聞こえて。
その声に顔を上げると…えっと、、あ、重岡。
確か去年2組だった人。
元々声デカくて人気者の重岡。
それでまぁまぁ周りの視線を集めて。
もう私はめちゃくちゃ恥ずかしくて。
『え、？』
大毅『多分お前の席こっち。』
『え、嘘！？ご、ごめん！』
広げてたノートやらお菓子やらをバタバタしながら片付けてたらここで私のドジがでた。
『わわわわ…』
ペンポーチを思っ切り落として中身を散乱してしまった。
急いでそれをしまってると上からため息が聞こえて。
もうなにやってんだ私ー！なんて思ってたらその場にしゃがみこんできた重岡。
何を言われるのかって怯えてた私に重岡は…
大毅『ん。』
落ちてた消しゴムを拾って私の前に差し出してくれた。
『あ…ありがと。』
社交辞令としてニコッと笑いかけて受け取ろうと重岡の手に手を伸ばすと…
『わっ、ごめんっ…』
誤って重岡の手を触っちゃって。思わず手を引っ込めるとコロコロ転がってく消しゴム。
その消しゴムを追っかけて急いでペンポーチに入れる。
『ありがと、ごめんね？』
リュックやらお弁当やらを抱えてまだしゃがみこんでる重岡に微笑みかけた。
…なんか固まってんな、やべぇなこいつ、なんて思いながら。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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れもんてぃー(プロフ) - Aさん» ありがたいお言葉...Aさんのように楽しみにしてくださる方がいたら私自身も執筆の意欲が湧きます！ありがとうございます！これからも応援よろしくお願いします！ (2019年10月19日 1時) (
レス) id: 95a666bd2e (このIDを非表示/違反報告)
A - れもんてぃーさん、、、めっっっちゃ面白いです！！！本当に止まらなくて！大変かもしれませんがとってもとっても続きが見たいです！楽しみに待ってますので、更新頑張ってください！！ (2019年10月15日 22時) (レス) id: fe81496d1f (このIDを非表示/違反報告)
れもんてぃー(プロフ) - イエーイさん» ほんとですか？めちゃめちゃ嬉しいです、ありがとうございます(；；)頑張るので応援よろしくお願いします！ (2019年8月19日 21時) (レス) id: 95a666bd2e (このIDを非表示/違反報告)
イエーイ - ちょー良かったです！今まで読んだ中で､一番ドキドキしました♪更新これからも頑張ってください！ (2019年8月19日 17時) (レス) id: c1b6ca1cde (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れもんてぃー | 作成日時：2019年8月4日 21時
