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優しい (名前)side ページ10
周りの皆は、何だか気まずい表情になっていた
そんな中、一人の少年が話しかけてくれた
？｢お前ら……すごいな｣
貴｢凄い？｣
ミドリ｢てか、勝手に話し掛けんな！このブサメン！｣
？｢ブサ…？とにかく、いい奴なんだよな？｣
貴｢うーん……わからない、君達次第だと思うよ？｣
？｢じゃあ…俺は二人を信じる！｣
ミドリ｢………暑苦しい奴だな、アホの臭いがする｣
？｢え、そんな臭いするのか!?｣
ミドリ｢アホだな…｣
貴｢……本気で信じるの？｣
？｢だって、嘘なんか言ってないだろ？｣
貴｢そういう風に、騙してるかもなのに？｣
？｢…じゃあ、サッカー好きか？｣
貴｢え？ま、まぁ好き…かな？｣
？｢サッカーが好きな奴に、悪い奴はいない！｣
貴｢そう、なの？｣
ミドリ｢馬鹿のおかしな理屈だな｣
貴｢……ありがとう｣
？｢？｣
貴｢信じてくれて、ありがとう……｣
？｢気にすんな！俺達は仲間だからな！｣ﾆｶｯ
ミドリ｢いやなってねぇし！｣
貴｢……｣
仲間……か
彼は眩しくて、それでいて優しい笑顔だ
貴｢………うれしい｣
？｢…笑った｣
女の子が突然呟いた
貴｢？｣
？｢あ、突然ごめん…やっと笑ってくれたから｣
貴｢やっと？｣
？｢ずっと悲しい表情で、笑ってなかったからさ｣
貴｢そうだったの……｣
？｢笑った方が可愛いよ！｣ﾆｺｯ
貴｢………｣
優しい人たちだな……
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作者名：甘味 | 作成日時：2018年11月23日 21時
