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こんなに近距離だと銃が使いづらい。銃を投げ捨てて短刀に切り替える。相手が丸腰なのが幸いだ。
私の長い髪を掴もうとしているのか、時々頭部に手が伸びてくる。それを斬ろうとすると腹に回ってくる。
脇があく。
すかさず攻める。
腕がはたかれる。
バランスを整えて、蹴る。
最初の立ち位置に戻った。
これは昔のようなじゃれあいではない。
本気の殺し合い。
どちらかが勝てば、どちらかが死ぬ。
(光兄は強いなぁ!俺も練習して光兄ぶっ倒してやるー!!)
(そんな事を言ってるうちは俺に勝てねーよ)
いつの間にか、私をぶっ倒せる程の力を持っていた自分の教え子。
だがここは、自分の方が上なのだと、示さねばならない。
私の方が、実権を握るにふさわしい。
「…ッ!」
ーーーーー見切ったッ!
『っ!!』
確実に脇腹を切った。とどめを刺さなかったのは自分の中の優しさだろうか。
…これで、終わる。
「さよならだ。」
「…手を挙げなさい、狭間さん。」
…さっき私が投げ捨てた拳銃を拾ったのか。妹が私に銃を向けている。
『A…何を…』
何か言いかけていたが気にせず蹴飛ばした。その様子を見て拳銃を握る手がシワを寄せる。
「…なんだ、撃てばいいじゃないか。殺さないのか。」
「…分からない。」
「「分からない」?何がだ。」
「狭間さんが本当に悪い人なのか分からない。私を女狐の娘と呼んだのは、私の母が狭間さんに迷惑かけたからなんだよね。」
…こいつ。
「だから分からない。そのせいで狭間さんがおかしくなっちゃったなら、私も少しは責任あるかなって…。」
…。
「…あはははははははははは!!!!!!」
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白猫アリス(プロフ) - はじめまして!1から読ませていただきました!とにかくきょうくんのツンデレやばいもう語彙力低下しそう( ゚∀゚):∵グハッ!!更新頑張ってください! (2018年2月26日 23時) (レス) id: 7ad032ce1b (このIDを非表示/違反報告)
孤独の錬金術師×孤独の獄卒×孤独の海賊×孤独の妖怪 - おーーーーーー!!!!。 (2017年10月19日 6時) (レス) id: 507f5c40b1 (このIDを非表示/違反報告)
丸干し - ツンデレ! I love ツンデレ!! きょうくん最高!! (2016年12月15日 17時) (レス) id: ca2c405926 (このIDを非表示/違反報告)
カミツレの花(プロフ) - 更新待ってました!これからも楽しみにしていますっ(((o(*゚▽゚*)o))) (2016年11月5日 23時) (レス) id: 5332a3f4a6 (このIDを非表示/違反報告)
桜雫(プロフ) - 1から読まさせていただきました!きょうくんツンデレご馳走様です!!更新カバディしながら待機してます( ºωº )!!! (2016年8月25日 2時) (レス) id: 7a00add657 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:緋 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/11235/
作成日時:2016年1月2日 22時