ノット・フェア １

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"竜胆: 羽田でしつこく聞かれたから去年ニューヨークのジムで知り合ったっつったへーき？"

"Shohei O: 今一平さんに確認したけど問題ないって。Aさんの事聞かれたりしなかった？"

"竜胆: 睨んだら消えた"


　最終日は姉弟水入らずでのんびりと過ごし、無事に帰国した竜胆くんからのLINEに一瞬ひやっとしたものの、流石というか問題はなかったようで一安心だ。

　竜胆くんたちのインスタに反応するエンゼルスの選手たちは寧ろ彼ら効果で日本での知名度を上げてると一平さんに聞いた時は笑ったけれど、チームを応援して貰えるのは有り難い。


「食事にお邪魔してからAさんとは連絡取ってるの？」

「御礼したら一応続いてる。どこかでトラブルがあったって聞いたけど、Aさんは現地に行けないみたい」

「ああ……これ。ネパールの大暴動、TENJIKUの南アジア地方事務局と施設があるから巻き込まれたのかもしれないね」

「……そっか。被害が少ないと良いけど」

「ガス抜き必要だし、食事でも誘ってみたら？パパラッチ気になるなら付き添うよ」

「Aさんなら大丈夫でしょ。僕よりずっと賢いから万が一記者に見つかってもスマートに対応しそうじゃん」

「翔平、いつの間にか随分と信頼してるんだね」

「潜り抜けて来た修羅場の数々を聞いたら逞しくて仕方ないよ。あんな女性会った事ない」

「野球と両立させるには彼女くらい自立した人が良いのかもな。ネットで翔平と付き合うなら〜みたいに書かれてるの知ってるでしょ」

「興味ないって」

「目に付くからたまに見るんだけど。竜胆くんのインスタから繋がりを知られたんだろうね、TENJIKUの統括なら誰も文句言えないとかお似合いってあったよ」

「それは嬉しい……けどまずその竜胆くんが文句言うじゃん。蘭くんもマジでベタベタ！二人が特定の彼女作らない理由も"姉ちゃんより良い女いないから"だよ？」

「ははは！確かに恋人みたいな距離感だな。俺も驚いた」


"May: ナイスヒットでした〜"

"Shohei O: 牧選手とどっちがかっこ良かったですか？"

"May: 牧昨日デスターシャ💪"

"Shohei O: 何ですか？それは"

"May: homerun"


「ベイスターズの試合も観てるのかよ！……牧選手ホームランだって」

「ぶっ、次いつ忙しくなるかわからないんだから誘いな」


"Shohei O: お時間あればご飯行きませんか？先日の御礼にご馳走させて下さい"

"May: 当方肉を所望致します"

大谷翔平と仲良し！灰谷姉弟とは？→←竜Instagram＋α。

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