ヒソカ×どうやら私はペット兼彼女になったようです (ページ1)

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ヒソカ「やあ、起きたかい？」ページ1

『お、はようごさいます』

目が覚めると、目の前にヒソカがいました。

彼の髪はしっとりしていて、なぜかバスタオル一枚だけ腰に巻いてよくいるテレビを居間で眺める親父みたいにこちらを見てきます。

『そんなに見られると、て、照れちゃう・・・』

ヒソカくんは相変わらず色が白くて、それに筋肉がガッツリついてて。
身体のふしぶしに青いスジが・・・これがやばすぎる・・・

って、ダメダメ！見ちゃいけないったら！！

ヒソカ「キミ、意外とハレンチだね」

『それはヒソカくんのことでしょ？！』

そう言うと、ヒソカくんはスッとベッドから降りて

ヒソカ「コーヒーでも飲むかい？」

と言いました。

『飲みたいです！』

Aは秒で返事をする。

暫くして出てきた温かいコーヒー。
その温かさが、身に染みた。

ヒソカ「キミ、体を震わせながら眠っていたけど大丈夫だったかい？」

『う、うん。昨日はありがとう。助けてくれて』

前日。
メイドとして支えていた雇い主に突然・・・

「おまえはクビだ」

『そんな・・・！待ってください、どうかこの通りです！他にいく場所がありません！』

「あいにく、財政難でな。雇う余裕はなくなった。恨むな」

『そんな・・・』

Aは路上に捨てられたのです。

行き場を失ったAが、地面に座り込んでいるところ曇った空からから雨が落ちてきました。
そんな時、たまたま近くで見ていたヒソカがAに言いました。

ヒソカ「近くの宿に行くけど・・・キミも来るかい？」

『・・・いいん・・・ですか？』

ヒソカ「いいよ。ついでだしね」

ヒソカはAの手をとり立ち上がらせた。

『ありがとう・・・』

ヒソカ「さ、走るよ」

ヒソカのその横顔からは、同情しているという感じは微塵もありませんでした。
二人は雨の中、歩道を駆けました。
そして宿へと入ると、Aは疲れ果てて眠ってしまったのでした。

question1なぜ助けたのか?