無魔力少女と風を統べし少年

第３８話 突然の襲撃 ページ43

東条サイド

放課後、俺達９人は商店街で食べ歩きをしていた

東条「ん！このクレープ、クリームが美味しい！」

明世「でしょー！」

金丸「！！このチョコチュロス、うめぇ！」

紅葉「んー！中のチョコとろとろー！」

千李「おっ！このイチゴシュークリーム、うまっ！」

春市「うん！美味しい！」

沢村「栄！東京のスイーツ、初体験だろ？どうだ？」

栄「うん！すっごく美味しい！」

降谷「……………(ﾓｸﾞﾓｸﾞ)」(ﾎｸﾎｸ)

ある程度、食べ歩いたあと……

東条「じゃあ、俺と明世は隠れ家に戻るね」

金丸「おー」

その時だった。黒い炎が降り注いだ

街人達「きゃー！/うわー！」

明世「！！消火しなきゃ！スプラッシュ・ウェーブ！！」

明世の水魔法で即座に炎は消えたけど………

？「マジで魔力に目覚めていたなんてね」

東条「！！！ノワールセクステットの炎使い……赤沢夏奈！」

夏奈「へぇ、覚えてくれてたんだ」

春市「明世、もしかして」

明世「うん。ノワールウィッチの幹部…ノワールセクステットの炎使い、赤沢夏奈さん。多分、狙いは私だと思う」

全く…また明世を狙いに来たのか

東条「…………明世狙いなら、容赦しない」(ﾌﾜﾘ)

千李「ちょいちょい！秀明、ストップ！」

紅葉「人が多いし、何より、秀くんはうちの学校のトップ！本気だしたら、被害がヤバイ！」

明世を守るためなら、被害なんて……

沢村「東条！待ってくれ！ここは俺にやらせてくれ！」

東条「！！沢村……」

沢村「東条が明世を守りてぇのも分かる。でもよ、明世のこと、考えすぎて、周りをないがしろにするのは違うと思うぜ」

！！確かに、沢村の言う通りだ………

東条「ありがとう、沢村。俺、明世のことしか、見えてなかったよ」

沢村「いいってことよ！てなわけで、俺にやらせてくれ！」

東条「分かった！任せたよ、沢村！」

沢村は魔法ランキング２９位だけど、きっと、大丈夫

だって、沢村の炎は……思いが強ければ強いほど、大きくなる。

だから……人を思う心さえ、忘れなければ、夏奈さんにも勝てる

俺はそう信じ、沢村に夏奈さんとの戦いを託した

第３９話 深紅の業火→←第３７話 新たな仲間

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す