無魔力少女と風を統べし少年

第３５話 豹変する千李 ページ39

明世サイド

私達は第二訓練室のシミュレーションルームへ。

この学校のシミュレーションルームは全員がいっせいに使えるように多めに建てたという

そして、さらに、訓練室も３つ建設し、時間の被りもなくし、効率をよくしたと

だからこそ、全生徒が３属性合同の魔法学の授業を受け入れたというのだ

この学校を選ぶって人が多いのも納得だよ

春市「ここだね。明世、学生証はもらってるよね」

明世「うん。」

ここのシミュレーターは学生証をスキャナーとなってる机に置くことで使えるのだ。

ちなみに、使う属性で学生証の色は違うらしい。

明世「ここにセットっと」

アナウンス『学生証を認証しました。シミュレーター、起動します』

すると、私達の意識は広い草原に

春市「この広い草原もシミュレーターに搭載されてる、ステージ機能さ。でもって……あそこ。」

明世「ひゃっ！？魔物だ！？あれ？千李は？」

私が千李を探していると

千李「にしし！ナイトメア・ノクターン！！」

魔物「ｷﾞｨﾔｧｧｧｧｧｱ！！」

千李「不意打ちはアタシの専売特許だぜぇ？ほら、こいよ」

ちょっ、挑発してるー！！

春市「出たー。千李の豹変」

そういや、明るい感じから一気に腹黒い感じが……

千李「どうしたぁ？もっとこいよぉ！」

魔物「ｷｼｬｧｧｧｧ！」(ｸﾞｵｯ)

千李「シャドウ・イーター」

魔物「ｷﾞｨﾔｧｧｧｧｧｱ！」

影が魔物の腕を食った…！？

春市「千李？独壇場もそこまでね？★」

千李「わかってらぁ」

こ、この二人、セットで怒らせたら、おっかなさそう……

魔物「ｷｼｬｧｧｧｧ！！」

光線放ってきた！！

明世「アクア・ミラー・リフレクター！！」

魔物「ｷﾞｨﾔｧｧｧｧｧｱ！」

春市「ワァオ」

千李「あはは！明世、やるじゃん！あ、そうだ。こんな技、どうよ？」(ｺﾞﾆｮｺﾞﾆｮ)

明世「！！いいね！それ！」

春市「やってみよう！」

３人「幻影陣・鏡花水月！！」

魔物「ｷﾞｨﾔｧｧｧｧｧｱ………」(ﾎﾞﾛﾎﾞﾛ……)

できたぁ！！

明世「これが、属性融合魔法…！」

春市「初めてなのに、息ピッタリだったね、僕達」

千李「だな！」

こうして、今日の魔法学授業が終わったのだった

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